出版社内容情報
EU分裂が進むなかで、リーマン・ショックのような経済危機はやってくるのか?日本を襲う円高株安は不可避なのか?危機の深層と世界経済のこれからを読みとく!
内容説明
英国民が「EU離脱」の道を選択すると、市場はパニック状態へと陥った。先行き不透明な状況はいまだ変わらず、他方で世界経済は金融緩和と規制強化によるリスクを抱えている。EUはこのまま分裂してしまうのか?今後、リーマン・ショックのような危機は再来するのか?欧州経済に通じる専門家が、EUで顕在化した危機の深層と世界経済のこれからを見通す。
目次
第1章 英EU離脱の深層(予想外の離脱多数;経済合理性では残留が妥当;英国は欧州の玄関口 ほか)
第2章 世界経済は再び危機を迎えるのか(短期間で収束した離脱ショック;安心はできない状況;リーマン・ショックとは震源地の経済規模が違う ほか)
第3章 EU分裂はさらに進むのか(低下するEUのプレゼンス;必要とされる制度・政策の調整;英国との経済・政策の調整 ほか)
第4章 日本には何ができるのか(離脱ショックの円高・株安;具体策を打ち出したのは日本だけ;日銀による追加緩和と経済対策 ほか)
終章 英国とEUはどこへ向かうのか(不確実性の高い局面の始まり;英国新政権の課題;英国分裂の可能性 ほか)
著者等紹介
伊藤さゆり[イトウサユリ]
ニッセイ基礎研究所経済研究部上席研究員。専門は欧州経済。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)調査部シニアエコノミストなどを経て現職。経済紙誌への寄稿も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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OfuOfu2612
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