NHK出版新書<br> 戦後補償裁判―民間人たちの終わらない「戦争」

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戦後補償裁判―民間人たちの終わらない「戦争」

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  • サイズ B40判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140884898
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0236

出版社内容情報

大空襲、シベリア抑留…望まざる戦争の被害者たちは、何と対峙し、どのように闘ってきたのか。戦後「未」補償の問題を長年取材してき

内容説明

東京・大阪・名古屋大空襲、シベリア抑留、戦没者遺骨…。望まざる戦争の被害者たちは、差別や偏見に耐えながら戦後を生き、やがて補償を求めて国を相手に裁判を起こした。はたして彼・彼女らは何と対峙し、どのように闘ってきたのか。戦後「未」補償の問題を長年取材してきた実力派ジャーナリストが、多数の証言から戦後史の死角に鋭く迫った渾身作!

目次

第1章 「一億総懺悔論」の誕生と拡大
第2章 大空襲被害者への戦後「未」補償
第3章 シベリア抑留と「受忍論」
第4章 「元日本人兵士」たちの闘い
第5章 置き去りにされた戦没者遺骨
第6章 立法府の「不作為」
第7章 終わらない戦後補償問題

著者等紹介

栗原俊雄[クリハラトシオ]
1967年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院政治学研究科修士課程修了(日本政治史)。1996年、毎日新聞社入社。横浜支局などを経て、現在、毎日新聞東京本社学芸部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつのすけ

38
恥ずかしながら、日本人に対する戦後補償は終わっているものと思っていた。しかし、本書を読み、多くの方が補償も受けられず、謝罪すらされていないと知った。年を経るごとに、被害を受けた方々が少なくなっていく。この現実を直視すると、一日も早く、国家として解決すべき問題であると感じた。2020/10/24

リキヨシオ

28
第2次世界大戦から70年以上経過しているのに未だに「戦後補償裁判」は続いている。全国民懺悔する事が国家再建の第一歩とする「一億総懺悔論」と戦争で皆ひどい目にあったから皆で我慢しなければならない「受忍論」がある。だから元軍人や軍属やその遺族には国家補償が進んだ一方で空襲被害者となった民間人などには国家補償がなされなかった。そんな被害者への戦後補償を阻んでいる「受忍論」には国家側の補償額を最小限で終わらせたいという思惑もある。今後の原発被害や沖縄問題など受忍論は是が非かの議論はしばらく続きそう…2016/11/10

sasha

4
GHQが停止した軍事恩給を復活させたことで、差別が広がった。しかも、戦時中は「日本人」とされた台湾や朝鮮半島の人々は敗戦後は「日本人ではない」との理由で恩給を受けられない。そりゃ、「差別」だわな。高齢になった人々が人間の尊厳と国による謝罪を求めて戦わなきゃいけないなんて胸に痛いわ。国策を誤っても国は責任を負わない。それは遠い過去のことではない。福島第一原子力発電所の事故がいい例じゃないか。「みんなで我慢しなさい」なんて受忍論の不条理は、いつか自分の身に降りかかって来ることがあるんだ。2016/12/10

maaaaay22

2
大尊敬の毎日新聞、栗原記者の本。表現が的確で適度にやわらかく、品もあり、むずかしくてギブアップ、のぎりぎり一歩前で持ち堪えられそう。なにより内容が勉強になった。被害者たちが立法にこだわるのは、今後また国が戦争をしそうになったとき「こんなに民間人に補償しなきゃいけないなら財源足りないからやめとこう」と抑止力になることを望んでいるから、というところ。自分たちの名誉だけじゃなく、未来のわたしたちのことをそこまで考えてくれているのです。考えたら涙が出る。2020/12/12

さなぎ

1
日本人に対する戦後補償問題については正直考えもしなかった。祖母が、「あの人は恩給貰っているから」と妬ましそうに批判しているのを小さい頃聞いたことがあるが、数十年ぶりにそのことを思い出し、その意味がわかった。恩給についても実際は全く知らないが、軍属を補償せざるを得なかった理由について次は知りたいと思った。戦後と戦前は、その頃の歴史を知るに連れ、断絶ではなく連続しているものだとおもう。しかし、一般国民については、断絶させたいという欲望とともに、すべてを忘れさせ、なかったことにさせられてしまっていると考えた。2022/10/27

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