内容説明
日本人は古来、火山の恩恵を享受するとともに、度重なる災害に脅かされてきた。列島誕生、地形形成、気候変動とのかかわりから、東日本大震災をはるかに超える被害をもたらす超巨大噴火の可能性まで。110もの活火山が存在する火山大国・日本に暮らすうえで知っておきたい「足下」の驚異を、第一人者が丁寧かつわかりやすく解説する。
目次
第1章 こうして火山が日本を作ってきた(日本列島誕生は地球の歴史では新しい;「殻」の内側には「白身」と「黄身」がある ほか)
第2章 日本を脅かしてきた噴火と火山災害(浅間山の火山灰が引き起こした天明の大飢饉;世界の気候を変えてしまった火山災害 ほか)
第3章 どんな大噴火がこれから日本を襲うのか(火山ごとにマグマの性質は全然違う;マグマが出てこなくても噴火することはある ほか)
第4章 危ない火山は意外に近くにある(御嶽山の噴火はなにを問いかけるのか;あてにならない噴火警戒レベル ほか)
第5章 火山とともに生きていく(なぜ有珠山だけ噴火が予知できるのか;それでも火山活動の推移や終わりの予測はできない ほか)
著者等紹介
島村英紀[シマムラヒデキ]
1941年、東京都生まれ。武蔵野学院大学特任教授。東京大学理学部卒業。同大学院修了。理学博士。東京大学助手、北海道大学教授、北海道大学地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長などを歴任。専門は地球物理学(地震学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichi
Tadashi_N
coolflat
青雲空
文章で飯を食う