NHK出版新書<br> 人生の節目で読んでほしい短歌

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NHK出版新書
人生の節目で読んでほしい短歌

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140884560
  • NDC分類 911.16
  • Cコード C0292

内容説明

珠玉の名歌が教えてくれる生き方のヒント!卒業や結婚、出産、退職、介護、伴侶との別れなど、人生という長い旅路の途中には、必ず節目となる瞬間が存在する。その時、たった三一文字の言葉に勇気づけられたり、心が救われたりすることがある。明治から現代までの名歌を多数取り上げながら、当代随一の歌人が自らの体験をふんだんに織り交ぜて綴った、心熱くなるエッセイ&短歌鑑賞入門。

目次

第1部 若かりし日々(恋の時間―サキサキとセロリ噛みいて;青春の日々―雨をひかりと;デモの隊列―ジグザグのさなかに;卒業―校塔に鳩多き日や;結婚―木に花咲き)
第2部 生の充実のなかで(出産―いのち二つとなりし身を;労働の日々―通勤の心かろがろ;貧しかりし日々―扱きためし僅かの麥に;子の死・親の死―をさな子のあな笑うふぞよ;退職―雁の列より離れゆく一つ雁;ペットロス―愚かなるこのあたまよと幾度撫でし)
第3部 来たるべき老いと病に(老いの実感―さくら花幾春かけて;病を得て―一日が過ぎれば一日減つてゆく;ものを忘れて―妻と行くときその妻を;介護の日々―かならず逢ひにくるから;死を見つめて―つひにゆく道とはかねて)

著者等紹介

永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年、滋賀県生まれ。歌人、細胞生物学者。京都大学名誉教授、京都産業大学総合生命科学部教授。高安国世に師事し、「京大短歌会」「塔」会員に。1992年より2014年まで「塔」主宰。2009年、紫綬褒章受章。主要歌集に『饗庭』(砂子屋書房、若山牧水賞・読売文学賞)、『風位』(短歌研究社、芸術選奨文部科学大臣賞・迢空賞)、『後の日々』(角川書店、斎藤茂吉短歌文学賞)など。現在「朝日歌壇」選者、宮中歌会始詠進歌選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaoru

26
永田和宏氏が恋、青春、卒業、結婚、出産、労働、老い、病、死といった人生の節目の秀歌を選んだ一冊。それぞれに丁寧な解説が施され、永田氏の人生経験も盛り込まれ感じ入るばかり。「ともに過ごす時間いくばくさはされどわが晩年にきみはあらずも」河野裕子さんが存命のときの歌だがその心中を慮ると言葉にならない。また人生の花と呼ぶべき瑞々しい恋歌はいつまでも色あせないように思う。「サキサキとセロリ噛みいてあどけなき汝を愛する理由はいらず」(佐々木幸綱)「抱くとき髪に湿りののこりいて美しかりし野の雨を言う」(岡井隆)。2019/04/26

みつ

23
ここ数年、NHKの短歌番組で紹介された歌は、投稿歌も含め、すべてノートに書き写している。長年同番組で選者をつとめた永田和宏氏が、同時刊行された『NHK短歌』の連載エッセイをまとめたもの。それぞれの人の生の中で重大な意味を持つ局面の中で詠まれた歌が、ほぼ年齢を重ねてゆく順序で紹介される。同番組の「選者のお話」でも取り上げられたものが幾つかあると記憶する。もとより三十一文字の小さな器の中では各人の状況をつぶさに知ることはできないが、絞り込んだ場面の中での感情の揺らぎはそれだけに鮮明に迫ってくる。➡️2022/07/14

てん

21
人生の節目を詠んだ、あるいは節目で詠まれた短歌。節目の多くを通過した年代として、共感できるもの、それほどでもないものの数々。短歌とはその時々を記録するものと言われると、過去の節目で写真くらいしか残してこなかったことを少し悔やむ。特異なのは「デモの隊列」「ペットロス」の章があることだろうか。まだ経験していない節目を詠った歌に、共感できてしまうのはなぜだろう。2019/10/27

獺祭魚の食客@鯨鯢

20
俳句と短歌(和歌)は日本人が詠嘆して口からでた「つぶやき」を他人と共有するために生まれてきたと思っています。俳句は季節の移ろいを詠む(つぶやく)ものですが、短歌はそれを受けとめる相手を思い浮かべながら詠む(語りかける)ものかと思います。恋の歌と言えば短歌ですね。31文字に思いの丈を濃縮させ、読み手の想像力に委ねる文化は、日本の風土ならではでしょうか。2018/02/15

双海(ふたみ)

17
人生の節目に歌を詠もうと思った。・・・本書の感想ではないけれど、10月始まりの新しい手帳を買いました。もうそんな時期なんだなぁ。2019/09/21

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