内容説明
「老前整理」とは、老いる前に身の回りを見直し、これからの暮らしを考えてモノと頭の整理をすること。老後の不安や迷いを解消するには、老前に周到な準備をすることが大切だ。本書では、(1)実家を片づける、(2)身の回りを整理する、(3)定年後の計画を立てる、という誰にでも簡単に実践できる3つのステップを通じて、老前整理のノウハウや魅力をあますことなくお伝えする。
目次
第1章 老後のリアリティ―実家を片づける(なぜ実家を片づけないと危険なのか?;片づけにはタイミングがある;実家の状態を知る;捨てられないものの処分方法;片づけたくない親の説得術;住まいの選択肢を考える;親の介護に備える)
第2章 老前整理のセオリー―身の回りを整理する(老前整理の理由;ものを片づける―過去と向き合う;写真とアルバムを片づける―思い出と心の整理;年賀状を片づける―人間関係を整理する;自分史年表を書く)
第3章 未来へのマイルストーン―定年後の計画を立てる(未来の自分史年表をつくる;「終の住処」の選び方;子どもに迷惑をかけないために今できること)
著者等紹介
坂岡洋子[サカオカヨウコ]
くらしかる代表、老前整理コンサルタント。1957年生まれ。インテリアコーディネーターとして活動後、ケアマネージャー資格を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
55
この手の本、たくさん読んでいます。実際に必要なもの。使わないけれどどうしても取っておきたいものだけ残して物は減らすべし。問題は住まいです。住み慣れた今の場所を変わりたくはないが、築40年越えているんです。まだ当分生きるとして、やはり快適に暮らしたいですよね。住み替えか建て替えかリフォームか、いずれはシニアマンションか介護付き施設か・・・で、結局先送り。とにかくモノを減らす。気に入っていた服も着ていないのは処分すべし。『手放せば手に満つ』2018/01/21
壱萬参仟縁
35
老いる前に身の回りを見直し、これからの暮らしを考えてモノと頭の整理をすること(表紙見返し)。高齢者は歩行中に事故の3割発生させている(2008年、24頁)。小物は買取してもらうのも手段(61頁)。サンタの創庫も忘れた頃にまとめて出す。紙ごみはキタニでTポイント貯めるけどね。蔵書は男親の困りもの(66頁~)。私はあと兄としか居ないと思うので、自分で処分していきたいと思うが、1万冊超えたら考える。除籍本は他の図書館にあげるとか。2016/01/27
ごへいもち
20
納得の1冊。こういう本を時々読んでモチベーションをあげたい。実際のテクニックはこれと言ってめぼしいものはないけれど。写真整理の背中を押された2015/03/08
還暦院erk
9
図書館本。実家整理整頓の手順確認の助けとして読了。この『老前整理』を初め、数々の片づけ本のおかげで、わたしの仕事部屋兼寝室(6畳間)は「馬掛けで雑巾かけられる」までに物を減らした(ドヤァ)。だが定年後の計画は明るくない。正直、未来年表は作りたくない(どよ~ん)。2016/08/09
Humbaba
7
年をとれば、時間が経過すればするほど体力は低下していく。今やらないでいれば、あとでやるときには今よりもさらに少ない体力と気力で望むこととなる。本当に必要なものが何かをわかっていなければ、整理する方も心残りがなくなる。強引に勧めてはいけないが、だからといって親が動くまで待っていては何時までたっても進まないだろう。2015/09/07




