NHK出版新書<br> ルポ電王戦―人間vs.コンピュータの真実

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NHK出版新書
ルポ電王戦―人間vs.コンピュータの真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140884362
  • NDC分類 796
  • Cコード C0295

内容説明

将棋のプロ棋士がコンピュータに敗れる。つい十数年前まで、そんな話は絵空事にすぎなかった。しかし、いま―。日本中を熱狂の渦に巻き込んだ電王戦の裏には、どんなドラマが潜んでいたのか。開発者や棋士たちの素顔を描きながら、戦いの全貌を伝える迫真のルポルタージュ。将棋とは?知性とは?人間とは?「二一世紀の文学」とも評された決戦の記録。

目次

第1章 開発者たちの描いた夢
第2章 プロ棋士挑戦への道―電王戦前夜
第3章 老棋士の奇策―第一回電王戦
第4章 プロ棋士が敗れた日―第二回電王戦
第5章 リターンマッチ―第三回電王戦(1)
第6章 決着―第三回電王戦(2)

著者等紹介

松本博文[マツモトヒロフミ]
1973年、山口県生まれ。将棋観戦記者。東京大学将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集に従事。同大学法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務める。日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びす男

30
9×9の盤上で繰り広げられる戦いの世界に、激震が走った。プロの棋士がコンピュータに敗北を喫したのである。 この本は、「最高のゲーム」に情熱を燃やす棋士とプログラマー達の群像を描くことで、将棋界が受けた衝撃を生々しく表現すると同時に、「知性」「人間」という存在自体にも新たな角度から光を当てた一冊となっている。 非常に面白く、一日で読み終わった。 あとで書評を書きます。2014/07/23

太田青磁

22
機械に将棋をやらせたら、人間が負けるに決まっている・Bonanzaは江戸時代からの数万局以上にも及ぶ棋譜を教材とした・アカデミズムの世界に生きる保木にとっては、研究成果を公表することは、ごく自然な行動・自身よりもボンクラーズが強いという、厳然たる事実・佐藤は頭を下げ、投了の意思を示した・引き分けで泣いた人間は、どれくらいいただろうか・人間側が一回も勝っていない状況だったので、勝たないといけないという思いが強かった・プロならば、森下さんのように指したいと思うはず・このまま終わりにしても誰も納得しないでしょう2014/06/09

ライアン

21
人間対コンピュータといってもコンピュータ側の将棋ソフトを作ったのもまた人間。そのソフトを作った人間たちにスポットをあてた作品。ソフトにも個性があり、また作った人の人間くささが出て面白かった。人とコンピュータという対戦自体が異種格闘技戦であるから対戦ルールやその結果をどう見るのかは難しいよね。でも人と人の闘いと考えればまた違った見方が見れるのかも。2016/10/09

読書は人生を明るく照らす灯り

17
将棋を最近好きになったので、電王戦の歴史を、製作者側から学べた事が嬉しい。今後の将棋ライフに活かしたい!2025/04/02

しーふぉ

16
コンピュータソフトにも個性があって面白い。GPSクラスタは衝撃だった。A級棋士の三浦に何もさせずに完勝だったから。 ponanzaのアマ強豪相手に166連勝もまた凄い!2016/07/31

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