内容説明
2013年、ついに来日を果たしたアントニオ・ネグリ。彼は、3・11後の日本をどう見たのか?原発問題・領土問題・アベノミクスなど日本の課題、米国・EU・中国・南米など現代の世界情勢、日本におけるマルチチュードの可能性について、率直に語る。日本を代表する知識人によるネグリへの“応答”も多数収載。世界有数の知性と日本の知性がぶつかりあう刺激的な一冊!
目次
アントニオ・ネグリの現在
1 「東アジアのなかの日本」と向き合う(グローバリゼーションの地政学;東アジアの「冷戦」と「熱戦」;東アジアのナショナリズムとリージョナリズム)
2 「3・11後の日本」と向き合う(3・11後の日本におけるマルチチュードと権力;「社会的なもの」の行方;日本のマルチチュード;3・11以降の反原発運動にみる政治と文化)
3 原発危機からアベノミクスまで、「日本の現在」と向き合う(アベノミクスと『風立ちぬ』―日本から帰って考えたいくつかのこと;「原子力―主権国家体制」の行方;絶対的民主主義への道はどこに?)
著者等紹介
ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ] [Negri,Antonio]
1933年生まれ。イタリアの社会学者・政治哲学者・活動家。元パドヴァ大学教授。アウトノミア(労働者自治)運動の理論的指導者。70年代末、テロ事件に関わった容疑で不当に逮捕・投獄される。フランス亡命後の97年に帰国し自ら下獄。2003年、自由の身に
市田良彦[イチダヨシヒコ]
1957年生まれ。神戸大学国際文化学研究科教授。専攻は社会思想史
伊藤守[イトウマモル]
1954年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は社会学、メディア・文化研究
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年生まれ。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。専攻は女性学、ジェンダー研究
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生まれ。社会学者
三浦信孝[ミウラノブタカ]
1945年生まれ。中央大学文学部教授。専攻はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
浅香山三郎
Ecriture
*
呼戯人