内容説明
NHK大河ドラマ『龍馬伝』で史上最年少の演出チーフを務め、独立後は映画『るろうに剣心』『プラチナデータ』などヒット作を手掛けるカリスマ演出家による常識破りの仕事術とは!?生き馬の目を抜くエンターテインメントの世界で勝ち続けるためにはどうすればよいのか。舞台裏のやり取りとともに、仕事の極意とヒットの秘密を臨場感たっぷりに記す。
目次
第1章 脱藩のススメ(「監督」とは何をする人か;面白いこと以外に価値はない ほか)
第2章 ハリウッドに学ぶ仕事の流儀(大河ドラマ『秀吉』の現場;ハリウッド留学のチャンス ほか)
第3章 現場に奇跡を起こす方法(『ハゲタカ』―ジャーナリズムの意識で描いたドラマ;エリートではないからこそ共感を呼ぶ ほか)
第4章 クリエイティブ喧嘩術(「否定」からすべてが始まる;敵をつくらなければ仕事ではない ほか)
著者等紹介
大友啓史[オオトモケイシ]
1966年、岩手県生まれ。映画監督。NHK入局後、97年から2年間ハリウッドに留学。ドラマ『白洲次郎』『龍馬伝』等の演出、映画『ハゲタカ』の監督を務め、イタリア賞など受賞。2011年にNHK退局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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喪中の雨巫女。
11
《私‐図書館》気になる映画やドラマを録っていたのが、この方だったとは、元NHKの方だったとは…!2013/07/13
かなかな
4
ハラ据えて自分を信じるしかないね。2013/06/07
はな
3
映画監督による自伝的エッセイプラス映画監督としてのクリエイティビティをどう身につけたかを述べてある本。映像制作の現場の雰囲気、監督の拘りなどが臨場感いっぱいに伝わってくる。2018/03/03
げん
3
龍馬伝や映画「るろうに剣心」の監督の番組、映画製作にかける気迫が伝わってくる。メイキングストーリーの要素もあり、もう一度、作品を見てみたいと思ったと同時に、クリエイティブな作品を生み出すために「喧嘩」する必要性を再認識した。2013/07/18
yuichirofuji
3
NHK在籍時の番組制作に向けたこだわりや、独立してから作った映画への熱い想いが凝縮している。就職時にはもともと映像に興味があるわけではなかったと書いているが、NHKに入った後の報道・ドキュメンタリー・ドラマから映画へ、ジャンルは違えどそのなかに通る「おもしろくなければ意味が無い」「新しいものを取り入れて進化し続ける」「映る人の素を大事にして、それを作品のバネにする」などという軸が全くぶれていないのが素敵だった。合理的だけど、頑固である、不思議な要素がつまったその姿が非常に魅力的で、今後の作品も楽しみ。2013/06/11