内容説明
社会活動家と脳科学者という異分野の二人が日本を縦断、新たな貧困支援策=パーソナル・サポートの現場を訪ねた。多くの生活困窮者と支援者の生の声に耳を傾けることから見えてきた、貧困の現状、本当に必要とされる支援、そして日本社会の未来とは。貧困をテーマに“人と社会が再び輝きを取り戻すための条件”について徹底的に語り合った、刺激的な対論。
目次
1 パーソナル・サポートの現場へin釧路(パーソナル・サポート・センターへ;「当事者性」を大事にする ほか)
2 自己責任論は、なぜおかしいのか?in豊中(プロフェッショナル集団によるサポート体制;問題が複数あっても、生活は一つ ほか)
3 壁を意識化する(ワンストップ・サービスの相談会へ;第2のセーフティーネット ほか)
4 貧困と日本社会、そして民主主義について考えるin東京(パブリック・マネーも悪くない;民主主義における「調整責任」と「決定権限」の関係 ほか)
著者等紹介
湯浅誠[ユアサマコト]
1969年、東京都生まれ。社会活動家。現在、「反貧困ネットワーク」事務局長、NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事。2009~12年、内閣府参与
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年、東京都生まれ。理学博士。現在、ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。「クオリア(感覚質)」を手がかりに脳と心の謎に挑む脳科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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