内容説明
いまや権力争奪ゲームに明け暮れるときではない。政権交代から民主党の党内分裂、そして大震災への対応まで、重要な局面で総理や政治家は何をしたのか?彼らの政治行動を俎上に載せ、確たる政治理念を喪失した混迷の現状を厳しく批判。ジャーナリストとしての豊富な経験をふまえ、ときに歴史に学び、ときに他国と比較しながら、国家の大計を胸に秘めた骨太の政治リーダー像を力強く論じる。
目次
序章 政治指導者とは何か?(国家が滅びるとき;美辞麗句とアリバイ外交 ほか)
第1章 政争に明け暮れるときか?―二〇一〇年七月~二〇一一年三月(参院選後、敗北民主に三つの難問―二〇一〇年七月一三日;普天間問題は絶望的、世界の不信怖い―二〇一〇年七月二六日 ほか)
第2章 羅針盤の壊れた社会―二〇〇七年四月~二〇一〇年、社会時評(目を世界に、心を祖国に―二〇〇七年四月一五日;約束違反の“大誤報”―二〇〇七年五月二一日 ほか)
第3章 何のための政権交代だったのか?―二〇〇九年四月~二〇一〇年六月(衆院総選挙「相手の出方しだい」―二〇〇九年四月一九日;小手先というより指先―二〇〇九年五月二〇日 ほか)
終章 政治は何をしているのか?―二〇一一年四月四日
著者等紹介
田勢康弘[タセヤスヒロ]
1944年、中国黒龍江省黒河で出生。山形県白鷹町出身。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。日本経済新聞社の政治記者として歴代23人の内閣総理大臣を取材。現在、日経客員コラムニスト、テレビ東京報道番組「田勢康弘の週刊ニュース新書」キャスター。1996年「日本記者クラブ賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まかあい
壱萬参仟縁
Humbaba
ja^2