内容説明
日本にやってくるアジアの隣人たちが激増している。介護福祉士・看護師にもアジアの隣人たちの力を借りなければならない今、彼らを恐れていては何も始まらない。彼らといかにうまく付き合い、その力をもとにどう日本の再生を図るのかを考えなければならない。海外経験20年の著者による、出色の異文化入門。
目次
プロローグ なぜ「移民一〇〇〇万人受け入れ」なのか
第1章 国際結婚に未来はあるのか―「異文化衝突の現場」としての国際結婚
第2章 目に見えない文化の正体をさぐる―異文化間コミュニケーションにおける「文化」とは何か
第3章 「友達」と「チング」はどうちがうのか―アジア人とのコミュニケーションのむずかしさ
第4章 「文化疲労」といかに付き合うか―カルチャー・ショックと異文化適応
第5章 笑いや仕草で誤解されないために―ノンバーバル・コミュニケーションの重要性
第6章 外国人との新しい付き合い方をさぐる―「異文化間能力」とは何か
エピローグ 異文化間能力をつける海外旅行術指南
著者等紹介
小竹裕一[コタケユウイチ]
東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。横浜市役所に勤務後、シンガポールの南洋大学に留学。邦字紙「星日報」に入社し、記者、編集長を歴任。その後、日本語教師をしながらシンガポールから発言を続ける。現在、立命館アジア太平洋大学准教授。専門は日本語教育、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なるみ
1
早稲田大学を卒業して市役所勤務の後シンガポールで生活、そして現在はAPUで教鞭をとってらっしゃる小竹さんという方の本で、タイトルをぱっと見る限り日中・日韓友好などと言い出すのかと思えばそうではなく、実体験に基づいた国民性や習慣の違いを軽快に書かれていた。小論や議論のソースには向かないけれど、軽い読み物としてはとても面白い本だと思う。2011/08/01
のうみそしる
0
スラスラ読めたが、すべてどこかで読んだような話。でもまあAPUってところの先進性、面白い点は伝わった。最終章の旅行のためのアドバイスだけど、現地人と心を通わせられた、と感じるのなんて幻想だよって沢木さんが言ってた。2012/06/24
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- 和書
- 比べて悩んで落ちこんで