生活人新書
至福の園芸

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  • サイズ 新書判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882450
  • NDC分類 620
  • Cコード C0261

内容説明

一年を通じて多様な花が出回り、生活の場を飾るようになった現代日本。しかし、その一方で、園芸本来の愉しみを見失いかけてはいないか。国内外の園芸事情をつぶさに見歩いてきた著者が、「花飾り」に偏りがちな家庭園芸の現状に警鐘を鳴らし、植物との対話、植物を育てることの大切さを熱く語る。好評を得た前著『園芸の極意』に続く第二弾。

目次

序章 「飽花」の時代に思うこと(戦後、日本の「家庭園芸」が辿ってきた道のり;花や緑に飢えを感じない世代が出現)
第1章 園芸の醍醐味をご存じですか?―あなたが知らない園芸の真の魅力(植物は生き物だということを思い起こしてほしい;花から何を学んでいますか? ほか)
第2章 園芸をすることで教えられること―植物が教えてくれる生きることの尊さ(花づくりほどやりがいのある趣味はない;花の果たす役割とは、一体何だろう? ほか)
第3章 ホンモノの園芸を生涯の趣味に―これから園芸を始めてみたい人へのアドバイス(これからは「植物時計」でスローライフのすすめ;還暦を迎えた方こそ、園芸に心を向けてほしい ほか)
第4章 諸外国の園芸事情から教えられること―他国と比較をすることで見えてくる未来への展望(ロングウッドガーデンには市民のためのアイデアがいっぱい;5年に1回開かれるゲントの花フェスタ ほか)

著者等紹介

江尻光一[エジリコウイチ]
園芸家。1926年千葉県市川市生まれ。東京農業大学卒業。自身の農園で洋ランの品種改良に取り組むかたわら、「NHK趣味の園芸」などに出演、家庭園芸の普及と啓蒙に努める。1995年「日本放送協会放送文化賞」を受賞。現在日本洋蘭農業協同組合顧問、東京農業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひめぴょん

6
園芸は「この上なく奥深く、やりがいのある趣味」という江尻さんの植物への愛を感じる本。植物という生き物を通じて得られるものは計り知れないなあと思います。以下は文中引用とミニ感想です。家庭の園芸は植物と人が関わり合うことで生まれるさまざまな感動を第一の目的とすべき。植物の恵み(食物や観賞用として)のみを利用するばかりで、同じ地球上の生き物として接することは少ないのではないか。はかなさを備えているのが植物という生き物であり、そこに巡る季節感や、喜びや淋しさといった人の感性に触れるよさがある。その植物の好みを理解2022/08/26

Mimi Ichinohe

1
『園芸の極意』に続く園芸エッセイの第2弾。前半は蕾がついている鉢植えの花を、買ってきてそのまま飾ったり、ただ寄せ植えするだけでなく、植物を知り、植物の命を慈しんでくださいという説教調というかお願い調で、植物への愛に溢れています。後半は外国での植物への接し方を紹介していて著者自身が心を打たれた出来事などが書かれていて、やっぱり植物への愛に溢れています。園芸礼賛。2014/03/01

ジッタン

0
● シクラメンの香りが告げた開幕日 昭和42年 趣味の園芸放送開始 家庭園芸ブームがはじまった ● 樹木には還暦という区切りなし ●植物の時計にあわせて生きてみる ●2009/11/02

なおこ

0
ちょっと説教くさいけど、愛を感じる。

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