内容説明
一年を通じて多様な花が出回り、生活の場を飾るようになった現代日本。しかし、その一方で、園芸本来の愉しみを見失いかけてはいないか。国内外の園芸事情をつぶさに見歩いてきた著者が、「花飾り」に偏りがちな家庭園芸の現状に警鐘を鳴らし、植物との対話、植物を育てることの大切さを熱く語る。好評を得た前著『園芸の極意』に続く第二弾。
目次
序章 「飽花」の時代に思うこと(戦後、日本の「家庭園芸」が辿ってきた道のり;花や緑に飢えを感じない世代が出現)
第1章 園芸の醍醐味をご存じですか?―あなたが知らない園芸の真の魅力(植物は生き物だということを思い起こしてほしい;花から何を学んでいますか? ほか)
第2章 園芸をすることで教えられること―植物が教えてくれる生きることの尊さ(花づくりほどやりがいのある趣味はない;花の果たす役割とは、一体何だろう? ほか)
第3章 ホンモノの園芸を生涯の趣味に―これから園芸を始めてみたい人へのアドバイス(これからは「植物時計」でスローライフのすすめ;還暦を迎えた方こそ、園芸に心を向けてほしい ほか)
第4章 諸外国の園芸事情から教えられること―他国と比較をすることで見えてくる未来への展望(ロングウッドガーデンには市民のためのアイデアがいっぱい;5年に1回開かれるゲントの花フェスタ ほか)
著者等紹介
江尻光一[エジリコウイチ]
園芸家。1926年千葉県市川市生まれ。東京農業大学卒業。自身の農園で洋ランの品種改良に取り組むかたわら、「NHK趣味の園芸」などに出演、家庭園芸の普及と啓蒙に努める。1995年「日本放送協会放送文化賞」を受賞。現在日本洋蘭農業協同組合顧問、東京農業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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