内容説明
スポーツニュースは日々、特定のメッセージを発している。そのメッセージとは“私たちは日本人である”というものだ。しかし、その日本人とは、メディアのとらえた日本人であるだけでなく、サブリミナルなレベルで私たちの中に浸透する―。本書ではスポーツニュースのメカニズムを丹念に解きほぐし、その新たな読み方を提示する。
目次
第1章 本当はこんなに恐いスポーツニュース
第2章 女子選手に向けるオヤジな目線
第3章 スポーツニュースは“人間関係”に細かい
第4章 スポーツニュースは“国”をつくる
第5章 日本人メジャーリーガーが背負わされる“物語”
第6章 世界中で刷り込まれる“国民”
第7章 ワールドカップでつくられた“日本人”
第8章 イビチャ・オシムはなぜ怒ったか―むすびにかえて
著者等紹介
森田浩之[モリタヒロユキ]
ジャーナリスト。NHK記者、ニューズウィーク日本版副編集長を経てフリーランスに。早稲田大学政治経済学部卒、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)メディア学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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