生活人新書
ニッポンの縁起食―なぜ「赤飯」を炊くのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882238
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0239

内容説明

なぜ「赤飯」を炊くのか?なぜ「鯛の尾頭付き」を食べるのか?なぜ「餅」を搗くのか?四季と共に暮らしを彩る年中行事。人生の根っことして脈々と伝わる通過儀礼の美味しいしきたりの数々。ニッポン人としてこれだけは知っておきたい「食の縁起」を、江戸懐石近茶流宗家夫妻が料理・植物学・歴史の三方向から徹底考察する。

目次

第1章 通過儀礼―「代をつなぐ」を大事にした日本古来の縁起
第2章 おめでたい食材―神饌と百味の飲食
第3章 春の年中行事―本音で残る行事を大切に
第4章 夏の年中行事
第5章 秋の年中行事
第6章 冬の年中行事
第7章 新年の年中行事

著者等紹介

柳原一成[ヤナギハラカズナリ]
近茶流宗家。柳原料理教室主宰。1942年、先代宗家・柳原敏雄の長男として東京で生まれる。東京農業大学農学部卒業。東京農業大学客員教授。儀礼文化学会常務理事。日本醤油技術センター理事

柳原紀子[ヤナギハラノリコ]
1972年慶應義塾大学商学部卒業、同年近茶流嗣家(現宗家)柳原一成と結婚。以来、先代宗家柳原敏雄に師事・薫陶を受け近茶流懐石道の研鑽指導に専念。近茶文庫文庫長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

130
日本の縁起食。先人たちが残した儀礼や食礼の中に祓い、浄め、鎮め、籠もりという日本人独特の感覚がある。忙しく毎日を消化する中でも、年中行事や通過儀礼の意義に気づき、旬の貴重さを感じてほしい。…満月は翌日から欠けはじめるという自然現象をこの世の習いとして、満月に到る一歩手前をありがたいと感じる。それゆえ、おせちのお重も五段目には、来年こそは一杯にできますようにという願いだけを詰めるのです。…齢を重ねると、あと何度桜が見られるかなと思う。これも年中行事です。桜の花は短い命だからこそ、待ちわび、惜しむのでしょう。2021/03/21

Humbaba

7
日本では古来より言霊信仰が盛んであった.言霊は食事にも様々な影響を与えてきた.それらの多くは,時代を経るごとに失われていった.しかし,すべてが失われたわけではない.今の時代にも残るその風習は,単に情報としてではなく,日本人の心に触れるものであったということであろう.2012/09/11

かりんとー

4
(BOOKOFF)なんと豊かな食文化❗️現代食と併せたら最強の食文化になるな‼️2020/01/07

takao

3
ふむ2021/06/23

mii

1
日本の昔からの年中行事食の紹介。昔の人は縁起食を手間暇かけて作ってて、感心する。私も、今も続いているものを大事にしながら過ごしたい。2021/02/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/331422
  • ご注意事項

最近チェックした商品