生活人新書 ３０代未婚男

大久保 幸夫/畑谷 圭子/大宮 冬洋【著】

ＮＨＫ出版（2006/06発売）

• サイズ 新書判／ページ数 235p／高さ 18cm
• 商品コード 9784140881859
• NDC分類 367.4
• Cコード C0236

出版社内容情報

男性の三人に一人が一生独身？！
30代の未婚男性が急増している。東京では30代未婚率が5割に達しようとしている。彼らはなぜ結婚しないのか。それとも、できないのか。「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」……。彼らの現実をインタビューしながら、30代男性の本音と未婚問題の構造を探る。

内容説明

急増する「３０代未婚男」。彼らはなぜ結婚しないのか？「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」…。彼らの現実をインタビューしながら、３０代の本音と未婚問題の構造を探る。

目次

はじめに―男性未婚問題について考えてみる
第１章　３０代未婚男の現実
第２章　２１世紀の結婚をとりまく制度
第３章　僕らはなぜ結婚しないのか―３０代未婚男インタビュー
第４章　結婚情報サービスの現状
第５章　３０代未婚男は何につまずいているのか
第６章　３０代未婚男はどう見えるのか
第７章　男性未婚化が進む１０の理由

著者等紹介

大久保幸夫［オオクボユキオ］
（株）リクルートワークス研究所所長。１９８３年一橋大学経済学部卒業

畑谷圭子［ハタヤケイコ］
（株）リクルートワークス研究所客員研究員。１９８６年立教大学文学部卒業。ＧＣＤＦ‐Ｊａｐａｎキャリアカウンセラー

大宮冬洋［オオミヤトウヨウ］
ライター。１９７６年生まれ。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリングなどを経て、０２年よりフリー。未婚（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Shinya]

結婚できないような欠点を持っているわけでもない。結婚に対する憧れもある。けど結婚に向けて動かない男たち。あれ、これ2006年に出版された本なの？ｗもう2020年だけど、書かれてる内容は今も変わらずな気がする。

2020/05/12

[Ｂ.Ｊ.]

●コミュニケーションの大半は、どのような表情で言うかどのような声の調子で言うかで決まる。 ●コミュニケーション力は、どれだけ多くの人とコミュニケーションをとってきたかという経験でしか身に付かない。 ●結婚の良い点に挙げている第一位は、精神的な安定であるが自分自身の精神的安定のために結婚するのであって、そこには相手のことよりもまず自分という意識が見て取れる。結婚の悪い点では、「自分の自由な時間がなくなる」「自分の自由になるお金が少なくなる」が上位２項目で、ここでも自己チュー的な理由が中心。・・・本文より

2020/02/21

[たか]

　30代で未婚の男性がどんどん増加している理由が納得。

2020/03/28

[パスカル]

男だってほんとは結婚したんだろみたいな論調が鼻についた。男女の時間感覚は違うのだから、まめに連絡をとれと言われてもなー。自分が優先順位の一番じゃないと許せないとか、単なるわがままなんでないの？それくらいすべきだなんて強制されたら、そら結婚に対するハードルが高くなるわ。するかしないかなんて個々人の自由なんだから、独身だからって自分を卑下する必要なんてない。自分の頭で考えて最善と思える人生を歩んでいければいいじゃん。

2019/03/07

[Takuya Hattori]

ほとんどの分析が一般論ばかりで、新鮮味もなければ面白みもない。本著では、恋愛を市場経済のように捉える記述が多々見られるが、そもそもそれが間違ってるんじゃないか。恋愛が市場経済ならば、男性が100与えれば女性も100与えなければ関係は成立しないことになり、恋愛はすべて損得勘定になってしまう。だから少しでも損を感じるようなら恋愛に手を出さなくなる。しかし、恋愛は面倒なもんだし、損をすることだって当たり前のようにある。結婚ならなおさらだ。その大前提を認めることが第一歩なのではないでしょうか。

2015/12/26