内容説明
ロビーニョが次々と生えてくる国。アニマルズと呼ばれた代表を持つ国。強国に一泡吹かせたアジアの島国。最も敬虔な信者が暮らすあの国…。サッカーは地球上どこにでもあるけれど、プレーする人、サポートする人の「体温」は風土やお国柄によって少しずつ違う。それぞれの事情や特徴、人びとのつぶやきや溜め息を絶妙にスケッチした、サッカーなしでは生きていけないあなたに捧げる短編エッセイ集。
目次
ブラジル―なぜブラジルは強いのか、という愚問
アルゼンチン―荒れ地のサッカー、怒りのスタンド
パラグアイ―族長が語ったこと
トリニダード・トバゴ―ジャック・ワーナーの100ドルとW杯初出場
ジャマイカ―もう誰もパン屋大尉を止めることはできない
日本―僕が見誤ったいくつかのこと
韓国―2002・Kリーグ・蚕室小学校
モルディブ―代表選手は7000人に1人
スリランカ―老国語教師のサッカー自慢
北アフリカ―砂漠の井戸端サッカー談議
ケニア―マサイのヘディング
ロシア―背番号10の止め方
オランダ―友人Hとオレンジの壁
スペイン―それぞれのクラブ、それぞれの言い分
イタリア―優しいクラウディオ
イングランド―バリー・スミスの語るところによれば
著者等紹介
近藤篤[コンドウアツシ]
1963年愛媛県今治市生まれ。上智大学外国語学部スペイン語学科卒業。86年、スポーツ紙の特派記者としてメキシコワールドカップを取材。大会終了後、中南米を放浪。滞在先のアルゼンチンで写真家としてデビュー。90年、感涙に咽ぶマラドーナの写真が『フランス・フットボール』誌の表紙を飾り一躍注目を集める。93年帰国。スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、英語等を巧みに操りながら、世界50カ国以上でサッカーの写真を撮る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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