内容説明
たとえば仕事をしているときなど、ある役割を果たすには誰でも仮面をかぶるものだ。しかし若い女性を中心に、ストレスを感じながらも笑顔をつくり続けるうち、素顔との切り替えができなくなってしまう「スマイル仮面症候群」が増えている。他者からの評価に過剰反応する心理を指摘しながら、ほんとうの笑顔をとりもどすための「こころのクセ」への気づき方やストレスへの対応を指南する書。
目次
第1章 スマイル仮面の時代
第2章 これがスマイル仮面症候群だ
第3章 愛も失うスマイル仮面
第4章 スマイル仮面関連症候群
第5章 仮面をはずすために
第6章 ワーキングウーマンのメンタルヘルス
著者等紹介
夏目誠[ナツメマコト]
愛知県生まれ。1971年、奈良県立医科大学卒業。大阪府立公衆衛生研究所などを経て、大阪樟蔭女子大学心理学科及び大学院教授。産業精神保健・ストレス科学専攻。産業ストレス学会副理事長、産業精神保健学会常任理事、厚生労働省労働基準局検討会委員。精神科医として多数の企業で相談・診療も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
10
●うつ病に、励ましは厳禁。心のエネルギーがない状態。車に例えれば、ガソリンがない状態。励ますのは、アクセルを強く踏むのと同じ。 ●人生に適度のストレスは必要。例えば学校のクラブ活動やママさんコーラスに、試合や発表会がなかったらどうだろう。試合や発表会(これが適度のストレス)があるからこそ、練習に熱が入る。 ●遊びを身につける:遊びの効果は、自己実現。人に迷惑がかからないで、その人が没頭できるものならなんでもよい。 ・・・本文より2020/02/15
まき
2
女性に多い症状らしいです。誰にでも気を使う、良く思われたいという思いから、それが過度のストレスへとなり常に作り笑顔の状態になってしまう。本書はカウンセラーの先生が経験した事例を元にスマイル症候群の女性が何故そうなったかどうすればいいのかということが書かれています。私もスマイル症候群になりやすいタイプなので気をつけないと。(既にかもしれませんが)しかし、目の前の笑顔で話している人が作り笑顔かもと思うとちょっと怖い。2010/12/17
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