生活人新書
「絵になる」まちをつくる―イタリアに学ぶ都市再生

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140881613
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0230

内容説明

なぜこんなに安っぽい街並みが続くのかと、海外旅行から帰国したときに思ったことはないか。それは日本の都市が、人間にでなく産業や経済にとって都合よくつくられているからだ。来るひとの官能を揺さぶり、実際に居住するひとも住み続けたくなるまちを日本に実現するにはどうしたらよいのか。イタリアに学んだ「修復」という技法をカギとして、都市計画の専門家が大胆に提言する。

目次

序章 一〇〇年後「人口半減」にどう向かうか?
第1章 まちが記憶を失うと?
第2章 「絵になる」イタリアのまち
第3章 「修復」の世界
第4章 記憶を重ねるまち
第5章 日本独自の「道」を探る

著者等紹介

民岡順朗[タミオカジュンロウ]
技術士(建設部門「都市及び地方計画」)、一級建築士。1963年埼玉県生まれ。早稲田大学建築学科卒業。建設コンサルタント会社で都市・地域計画に携わるなか、五年間イタリアに留学、修復の理論と実践を学び、ラツィオ州認定のディプロマを取得。環境と文明、風土と文化の視点から、都市再生と保存・修復の接点を模索中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

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イタリアの国土計画は、開発→保全へと1960-70年代に転換を図ったのだが、日本はバブル景気まで一貫して開発志向だったことが、その後のまちの格を決める要素として、かなり違いを生むことになったことがわかる(20ページ)。イタリアから学べることは、保全型にしないともう社会を維持できない、ということのメッセージだろう。まちの記憶を失うのではなく、記憶を維持し、喪失しないための工夫が必要なのだ。日本のまちの格を高めれば、格差是正や無縁社会から有縁社会という地縁もできてくるかもしれない。希望を与えてくれる書。2012/06/29

YYLR

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この本は、日本において日本らしさを見出して地域再生を図るのに参考になると思う。2011/08/03

nyjunkies

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何故「絵」になるのか、が良く分かった気がする。意外と日本について悲観的でなかった。あまり期待してなかったけど結構勉強になった2009/03/02

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