内容説明
少女たちが卒直に語る、はじめてのH、彼氏と愛とセックスの関係、セフレの出現とエンコーのいま…。性の低年齢化の一方で、性感染症(HIV)の拡大、早すぎる妊娠・中絶、ネットのなかの性の危うさなど、リスクが広がる。どう向き合ったらいいのか。
目次
1 少女たちの肖像(初H;二〇歳過ぎたら終わりだよね;彼氏と愛とセックスの関係;セフレはあり?;エンコー、今と昔;結婚と夢と未来と)
2 周囲から見た、少女たちのH事情(至近距離から見た彼女たち;すぐ隣にある誘惑;性感染症がそこまで迫っている;無知なセックスによる妊娠・中絶;親たちの困惑;やっぱり性教育は必要です)
著者等紹介
高崎真規子[タカサキマキコ]
ノンフィクション・ライター。1959年東京都生まれ。二松学舎大学卒業後、音楽プロダクション入社。体当たり取材による体験記や人物論、女性の問題などを、『週刊文春』『CREA』『AERA』などの雑誌に発表。著書に『やっぱり結婚』、共著に別冊宝島『セックスというお仕事』『それぞれの離婚』など。朝日ジャーナル・ノンフィクション大賞佳作受賞(1988)
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感想・レビュー
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mitei
208
いろんな中高生の女性にインタビューした本。性教育は大事だなと思うけど、難しいよなとも思う。男性の教師が女性に説明するのも、、、とは思うし。2021/06/27
tk
2
数年前の本だけど、こんなに酷い状況だとは思わなかった。2011/04/07
gishin@japan
2
ただのインタビューのまとめだけです。もともと社会学の研究方法を覗こうとしてましたが、20ページを読んで時間の無駄だとわかりました。2010/11/25
結城あすか
2
本のタイトル自体が内容とは違うにょ。『少女たちはなぜHを急ぐのか』ということを社会的に論考して纏め上げた本なんかではないし、だいたい少女たちの性体験が著者の感覚から早いのは確かだとしても、Hを急いでいる客観的事実は何も無いし、それを根拠付けようとする努力すらしていないにょ。要するに「著者の主観では少女たちの性体験が早まってる」という材料を元に、「少女たちはHを急いでいる」という無関係な結論を導き出そうとしている、一種の思想宣伝のような本に過ぎないにょ。2005/02/21
Naota_t
1
本書は「当事者の当事者」向けの本だけれど、こういう本こそ“少女たち”(特に中高生)の「当事者」に読んでもらうのが一番お勧めかも。 多数のインタビューに基づいた内容は、どんなに著者が体現して語るよりも虚心坦懐な心情が描かれており、直截的な言い回しがとてもリアル。 正しい知識を持たないとやっぱり損するのは“少女たち”。 題名だけ見れば、辛酸なめ子氏の挿絵でもたくさん載っていそうな軽い本に思えるけれど、著者の問題意識は結構深いです。 2012/10/29