内容説明
「NHKきょうの料理」で活躍した名料理人たちの特筆すべきエピソードの数々。二十年以上、同番組の制作に関わってきた著者が、さまざまな証言や著作、そして保存されているテキストをもとに紹介する。半世紀にわたる番組と講師の系譜から浮かび上がる、食の昭和・平成史とは何か。各時代を映し出す貴重なレシピも満載。
目次
第1章 放送開始時から高度成長期へ(テレビとともに歩きはじめた;生放送時代の女傑たち;第一期黄金時代と食生活の欧米化)
第2章 カラー放送開始から石油ショックまで(基礎の見直しと「おふくろの味」への郷愁;本物志向と料理の「鋼鉄人」たち;豊かさから飽食へそして石油ショック)
第3章 番組の多様化から現代まで(多様化する食生活「男の料理」も誕生;昭和から平成へさまざまなニーズに応えて;バブル崩壊から大震災食の世界も揺れて)
終章 そして新たな「きょうの料理」半世紀へ
著者等紹介
河村明子[カワムラアキコ]
フリーディレクター。1947年生まれ。70年慶応義塾大学文学部卒業、71年にNHKへ。芸能局演芸部、科学産業番組部「きょうの健康」を経て、79年家庭部「きょうの料理」へ。90年からはフリーとなり今日に至る。この間二十年以上にわたって「きょうの料理」の番組制作にかかわっている
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