内容説明
進むべきか、退くべきか―。冒険者は常に、極限状態の中で瞬時の判断を行わねばならない。生死すら分けるその一瞬の決断は、結婚や離婚、就職や転職など人生の岐路で悩む私たちにとっても貴重な指針となる。植村直己や池田錦重など、歴史に名を残す冒険者たちの命がけの体験が残した、重く貴い箴言集。
目次
第1章 草分けの人びと(「ここ一番の大舞台は三年に一度になる」池田錦重;「人間の歩く道は決まっている」池田錦重 ほか)
第2章 中堅の実力派たち(「エネルギーはつくりだすものではなく流れ込んでくるもの」戸高雅史;「つながりの中に生きることはある」戸高雅史 ほか)
第3章 若手冒険者(「恐怖心があったから生き延びた」田中幹也;「大切なものを失っても前に進むことができる」田中幹也 ほか)
第4章 伝説となった巨人(「何かに守られていることが危機を呼ぶこともある」植村直己;「初心に『結果』はない」植村直己)
著者等紹介
黒田麻由子[クロダマユコ]
ノンフィクションライター。1971年兵庫県出身。福岡大学で体育学を学ぶ。在学中、米国・ウォッシュバーン大学に短期交換留学。93年より執筆活動を開始。ビジネス情報誌等で記者を務め、95年からはアウトドア誌の企画連載を続けている。スポーツと人間をテーマに、体当たりの取材で人間の深みを抉り出すことを得意としている
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