内容説明
日本全国を歩いて古老たちから聞き出した、いまに残る郷土料理の魅力と、その歴史的考察。日々の忙しさの中で記憶の奥にしまいこまれ、忘れられがちな懐かしいふるさとの味が、懐かしい人々の人情とともによみがえってくる。好評既刊『日本・食の歴史地図』の第2弾。
目次
第1章 おもしろ料理、変わり種味覚(豊後・竹田 頭料理(大分県)
上州・奥利根 ぼた(群馬県)
瀬戸内 あずま(広島県) ほか)
第2章 味は旅の慰め(三河 菜飯田楽(愛知県)
讃岐 しょうゆ豆(香川県)
出雲 生姜糖(島根県))
第3章 自然が恵む味(筑前 川のり(福岡県)
薩摩 黒酢(鹿児島県)
尾張 いなまんじゅう(愛知県) ほか)
第4章 行事を彩る味(津軽 けの汁(青森県)
京都 棒だらのたいたん(京都府)
常陸 こも豆腐(茨城県) ほか)
著者等紹介
吉川誠次[ヨシカワセイジ]
食文化研究家。1922年、長野県生まれ。東京大学農学部卒業。45年より、農林水産省食品総合研究所にて栄養分析を担当。83から92年まで、共立女子大学講師を務める
大堀恭良[オオホリヤスヨシ]
1934年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。59年NHK入局。主に教養、科学関係の番組を制作。91年よりNHKテキスト『食の食彩』にて「食の歴史散歩」などの企画・取材を担当
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