生活人新書
「よそさん」にも教えたい京都のお作法

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140880517
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0239

内容説明

周囲の人にはよく理解できない京都人独特の振る舞い。そこには、長い歴史の中で身につけた「生きる知恵」がしっかりと根付いている。合理性に基づいた始末の精神、敵を作らない人づきあいのコツ、したたかな老舗の戦略…。京都独自の作法を通して、今をよりよく生きるヒントを紹介する。

目次

町家と祭の記憶
ぶぶ漬けと一見さん
ケチと始末
にばんや
包むという美学
ほめ方いろいろ
週間食卓日記
旗幟鮮明にしない
京女のいさぎよさ
かどはきと志波む桜〔ほか〕

著者等紹介

市田ひろみ[イチダヒロミ]
服飾評論家。OL、女優、美容師などを経て、市田美容室代表取締役。現在はおこしやす京都委員会委員長を務めるなど、京都のよさを広める活動も積極的に行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

42
京都は何度も行っており好きな街ではあるけれど歴史と伝統があってまた古いように見えて新しい事にチャレンジする。そういった精神が今も昔もねずいてるように思う。やっぱり、行って見て始めて良さがわかるけれど、こういった本を読んで見て改めてわかることもある。京都だけではないけれど奈良や姫路や彦根などの寺社仏閣に行った時には必ず写真を撮るとけれどいつ行って見ても良いなぁと感じます。桜や紅葉に行くのも良いし、昼間だけで無くライトアップに行っても良い、改めていろんな魅力をこれからも堪能したいと思わせてくれる1冊です。2014/05/25

mitei

16
京都人にとってあるあると頷きながら読めた。京都全体について著者はまんべんなく書いてあったので京都の雰囲気を知るのにはいい本だと思う。しかし突然田嶋陽子氏が出てきて驚いた。それに著者がテレビタックルに出演していたのにも驚かされた。2011/02/18

B.J.

8
●京都人が「始末する」というのは、無駄遣いをしない。▼使い捨てではなく、「使い切る」ことこそ始末。 ●一見さん、おことわり:いけずではなく、少なくとも自分の店を守ろうという女の心意気。 ●「今年の桜はどないですやろ」と問う人はいないが、「今年の紅葉はどないですやろ」と気をもむ人は多い。 ●鴨川の流れに平行して禊川(みそぎがわ)が流れている。二条大橋から五条大橋まで、この禊川の上に床が出る。 ●ひな人形は、男が左? 唐時代も左(向かって右)が上位。平安時代、左大臣は右大臣より上。・・・本文より 2020/02/22

朱音

5
CMに出ていらした時から伯母(京女)の話し方にそっくり、こういうのが京都弁だなぁと思っていたが、書き言葉の中でもそのイントネーションが浮かんでくる感じ。「お作法」とあるが行儀作法よりも京都のあるいは「一昔前のきちんとしたお家の」習慣とか常識とでもいうようなもので、まったく身についていないものとしては少々耳が痛いところもあるかも。新書だが堅くはなく、さらっと読める。2010/08/20

柚岐

3
京都を旅した時に地元の方が「京都人は和菓子屋でも何でもそれぞれお気に入りがあって、拘りも強い」というようなことを教えてくれたことを思い出した。外からみると閉鎖的かもしれないけれど、この誇りと拘り、実は古くはどの日本人も持ってたんじゃないかなあ。2010/06/22

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