内容説明
生きる力をくれたのは、本だった。台北に生まれ、十八歳のとき当地で終戦。学徒出陣の若い兵士たちとの読書会が図書館司書の道を選ばせた。帰らぬ人となった彼らのぶんまで本の世界の素晴らしさを伝えたい…。四人の孫を持つグランマが熱く語る読書指南。
目次
第1章 本と一緒に、ゆっくりおとなになろう
第2章 子どもが本に出会う場所
第3章 「ことばの種」をまく、聞き耳を育てる
第4章 成長に合わせた本との出会いを
第5章 グランマの本棚から
第6章 読書は心と身体のビタミンC
著者等紹介
山崎慶子[ヤマザキケイコ]
昭和学院短期大学講師。1927年台北生まれ。司書教諭として長年、学校図書館の育成に努め、また「母と子の読書相談室」を開設するなど読書推進活動の草分け的存在。これまで駒沢大学、麗沢大学ほかで図書館学、司書・司書教諭講座を担当するなどして、現職。JPIC読書アドバイザー専任講師も務めている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
4
ふむ2024/05/20
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
3
☆×4.0…紹介されている本の中に読んだことのある絵本があって懐かしく感じました。ですが、私がそういう絵本に出会ったのは実は小学校低学年のとき。幼稚園のときは記憶にないなぁ。ということでその時代は本嫌いでしたが今は生活の一部です。確かに本を読み始めるようになってからいろいろと話題の器が増えたように感じます。まあ、本来の時期に出会えればよかったですが著者も本中で言っているとおり、大人でも十二分に効果はあるものですよ。もちろん子どもと一緒に読んであげるのもいいと思います。2013/04/16
ユウユウ
2
★22024/05/30
柊ゆい
1
子どもを持つ親に読んで欲しい子どもの読書指南の本。本書のブックリストにあげられてるものは大人が読んでもすばらしいものばかりだと思う。2012/08/15
Michi
0
書くことで読む力が深まる の章は成る程と思った。 読書感想文をどうしたら子供達にすすめられるかのヒントをもらった。 あと、ブックスタートは、もう少し名作で、楽しく読める本を選んで欲しいと改めて思った。2017/01/16