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NHKライブラリー
上方芸能と文化―都市と笑いと語りと愛

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  • サイズ B40判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784140842058
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C1370

内容説明

日本の芸能を考えるとき、関西という地域の果たした役割は大きい。お笑いをはじめ歌舞伎、文楽、そしてタカラヅカにいたるまで今日の日本芸能を大きく支えており、更に東京文化に拮抗・対比するものとして日本の文化に深みと幅を与えてきた。関西に根を下ろした伝統芸能を見つめ、支援し、顕影してきた雑誌『上方芸能』の代表が「上方芸能」の明日とそれを支える日本人の心性に迫る。

目次

第1章 都市性と芸能(大阪の文化類型と上方芸能―なぜ大阪は漫才一色の都市とみなされるのか;都市性と芸能―なぜ江戸(東京)と大坂(大阪)の芸能は異なるのか ほか)
第2章 日本の伝統芸能の特質(落語が笑わなかったもの―女のアホはなぜ不在なのか;「語りの文化」と近代―語りと朗読はなぜ復権するのか ほか)
第3章 時代と人間像(時代が刻む人間像―新派の明治と現代;笑いと時代―国民的規模の笑いの起る条件 ほか)
第4章 芸能文化の力(純愛と慕情の力―なぜ寅さんは最大集客力を見せたのか;優しさとしての文化―国民的人気と思いやり ほか)

著者等紹介

木津川計[キズガワケイ]
1935年生まれ。大阪市立大学文学部社会学科卒業。1968年雑誌『上方芸能』を創刊。1999年まで編集長をつとめ、現在同誌代表・発行人。立命館大学産業社会学部教授。1998年第46回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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