内容説明
日本人は、衆知を集め、個人の力を“チームワーク”という形で開花させてきた。戦後のエポックメイキングなプロジェクトの成功の陰には、「無名の日本人」を主人公とする「組織と群像」の知られざるドラマがあった。熱い情熱を抱き、使命感に燃え、プロの矜持を胸に、人々はどのように、直面する障害を乗り越え、状況を切り拓いていったのか。あらゆるプロジェクトを成功に導くカギが、ここにある。
目次
史上最大の集金作戦、広島カープ―市民とナインの熱い日々
日本初のマイカー、てんとう虫、町をゆく―家族たちの自動車革命
霞が関ビル、超高層への果てなき闘い―地震列島日本の革命技術
炎上、男たちは飛び込んだ―ホテルニュージャパン・伝説の消防士たち
腕と度胸のトラック便―翌日宅配・物流革命が始まった
男たちのH‐2ロケット、天空へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toruo555
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日本初の超高層ビルである霞が関ビル建設が読みたかったので読了。柔構造、容積率特区申請、H鋼、デッキプレート採用、新しい工程管理、新型タワークレーンなどなど、今の超高層ビル建設の礎となる技術が当時革新的な建設であったことが分かって面白かった。そこで働く設計から職人までの人物も熱い。その他、スバル360、H2ロケット、ホテルニュージャパン消防士、ヤマト運輸の小口輸送開拓の話も熱く面白かった。2012/10/11
ikazuhiko
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このシリーズ1から10巻まで読ませていただきました、人間は無限の力を努力によって成功につなげ、人類の発展につなげてきました、感動の涙なくしては決して読めない本でした2010/05/15