NHKライブラリー<br> 哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス

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哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス

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  • サイズ A6判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784140841587
  • NDC分類 131.2
  • Cコード C1310

内容説明

古代ギリシアの三大哲学者、ソクラテス・プラトン・アリストテレス。アテナイを舞台に活躍した、この三人の哲人によって、西洋哲学の基礎は築かれた。哲学とは、なにを、どのような仕方で問う学問だったのか。彼らが遺した言葉に思索の「原型」を探り、またそれを通して、人間を取り巻く諸問題を解明していく。

目次

第1部 ソクラテス(哲人の肖像画―ソクラテスの伝記と裁判;賢者は何を知っているか―神託の謎;魂への気遣い―知を愛し求める生)
第2部 プラトン(戯曲の中の哲学―プラトンの作品;正義と幸福―権力の果ての生;魂のありか―想起説とイデア ほか)
第3章 アリストテレス(万学の祖とその時代―アリストテレス哲学の体系;自然と知識―存在の究明;行為と目的―倫理学の方法)

著者等紹介

荻野弘之[オギノヒロユキ]
1957年、東京都生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程中退。同大教養学部助手、東京女子大学専任講師・助教授、上智大学文学部哲学科助教授を経て、99年より上智大学教授。同大中世思想研究所員。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はまななゆみ

5
ソクラテスとプラトンはなんとなくわかったような。不変な美や魂があるんだと。それをイデアと表現したと思う。けど、アリストテレスは分かりにくい。。プラトンの主張を分かりやすくして、且つ万物・自然を明確にしようとしたのかな。2014/05/08

shibaba

5
授業参考書として。同著者の『哲学の原風景』が良かったので購入。ソクラテス・プラトン・アリストテレスの三人に焦点をあてた古代ギリシア哲学の入門書。それぞれの人物の生い立ちや時代背景を交えながら書かれていて、読みやすい。プラトンとアリストテレスのブックガイドとしても使えると思う。三人は起源前五―四世紀の哲学者だけれども、「モノの本質とは何か」、「善とは何か」といった問いの立て方や方法意識からはまだ拾い出せるものがあるなあと、思った以上に感じさせられる一冊。あとカバーにあるラファエロの画が好き。2011/10/10

Timothy

4
ソクラテス、プラトン、アリストテレスの三名のみを扱う本書は、古代哲学者を多岐にわたって列挙する姉妹書『哲学の原風景』よりも更に読みやすく、一人ひとり掘り下げるので面白かった。この種の概説書は、扱われている思想家本人の著作(古典)を読むのは面倒だがある程度知っておきたいという理由で読まれることも多いが、本書の要約・解説は古典への興味へと読者を誘ってくれる。ところどころに現代社会への皮肉がチクリと顔を覗かせているのも楽しい。2016/03/15

スズツキ

3
古代ギリシャのソフィストたちの思想関係をまとめたもの。この時代に散見される「徳」についてアリストテレスはエートス(人柄)としての徳は、同種の行為が反復されて習慣となることで身に付くものであり、時間をかけた修練が必要と述べた。2014/10/06

さりー

2
好きな先生の哲学の授業で紹介され読みました。 よくある初心者向けの入門書・紹介本たと、触りにしか触れられてないことが多く、これよりもっと知りたい!と思うことが多かった だが入門書ではないものを手に取ると、ちょっと難しすぎる、知らないことが多すぎるということが多かった。そんな時にこの本を紹介され、ソクラテス・プラトン・アリストテレスに関しての知識が一度しっかり自分の中で整理できました。難しすぎないものの、しっかり書かれており、わかりやすい。超入門的知識を身につけた後に読むとちょうど良いものだ。とてもおすすめ

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