内容説明
経営に必要な哲学とは。行政にとって哲学とは。
目次
もう一枚の名刺
危機の時代に見えるもの
風景のなかに思想がある
霞堤
多面体としての文化と人間
価値の構造
知の流通革命
理想を語ること
イデオロギーの没落
知の蔵の開き方
「身を置く」ということ
リーダーシップと感性
野に集まれ
天地感応
「形而上なるもの」
自己に立ち戻る
決断
変革のとき
三番瀬から
著者等紹介
桑子敏雄[クワコトシオ]
1951年群馬県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学大学院人文社会学研究科博士課程修了。南山大学文学部助教授、ケンブリッジ大学客員研究員、ロビンソンカレッジ・バイフェローを経て、現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。現在は、環境や生命、情報にかかわる価値の問題を研究するとともに、これまでに蓄積した西洋、中国、日本の哲学の研究を知的資源として活用する道を探索している
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感想・レビュー
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あ
0
挫折・・・2016/01/10
左手爆弾
0
これからの時代には「経営哲学」や「人生哲学」が必要だというところから話が始まる。つまり、これまでの日本の哲学者が取り組んできた文献研究ではいけない。今(執筆当時の2000年代初頭だろう)本業とは別の「2枚目の名刺」を持つ人が増えている。これは単純な豊かさから、より多様な豊かさに変化していく時代であることを示している。この新しい価値が必要とされる時代にこそ、哲学が必要なのではないか、というのが筆者の主張である。筆者の専門分野であるアリストテレスやプラトンから、中国の『易』などを用いて、それを考えていく。2013/08/07
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