内容説明
天響の駈ける国・ビルマ辺境の闇の奥へ。若きフォト・ジャーナリストが、ひとり「民族民主戦線」のゲリラ部隊に従軍した。政府軍の追撃をかわし、深い森を彷徨い歩く。「真実を外の世界に伝えてほしい。」山の民の叫ぶ声が、苦難の道に駆り立てる。最北カチン州への一三〇〇日が、生々しく綴られてゆく。第二十七回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
目次
序章 その前夜
第1章 サルウィン河
第2章 シャン高原の十字路
第3章 北回帰線の虹
第4章 満月の祭りと五日市
第5章 イラワジ河西岸
第6章 フーコン平野、死闘の森
第7章 焼畑と祝祭
著者等紹介
吉田敏浩[ヨシダトシヒロ]
1957年、大分県臼杵市に生まれる。1981年、明治大学文学部卒業後、フリーのジャーナリストに。現在、フリーのジャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属。1977年にビルマ・シャン州の解放区を訪れて以来、ビルマ、タイ、アフガニスタン、インド、バングラデシュなど、アジアの諸民族の世界を訪ねる。1985年3月から88年10月まで、ビルマ北部のカチン州、シャン州へ長期取材。その記録をテレビ番組「回想のジャングル」(NHKスペシャル:1989年6月18日放映)で発表する。『森の回廊』で1996年に、第27回・大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『宇宙樹の森』(現代書館)、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』(めこん)、『生命の森の人びと』(理論社)がある。共著に『アジア大道曼陀羅』(現代書館)、『世界の民・光と影』(明石書店)などがある
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