NHKライブラリー<br> 音楽からみた日本人

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NHKライブラリー
音楽からみた日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784140840573
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C1373

内容説明

歌の好きな日本人は、古来より生活の中でそれを愛し育んできた。民族の文化や芸術のもっとも先鋭的な形ともいえる音楽の、日本文化の基層を探る。アジア各地の民族や音楽との比較、リズム感やメロディの特質、歌垣のルーツ、歌と語り、ハーモニーの成り立ちなどの視点からさまざまな楽器の歴史までを説き明かし、音楽を通して語る秀逸な日本文化論。

目次

第1章 歌霊の島
第2章 リズム感の性格
第3章 古い音を探るには
第4章 日本音楽の起源
第5章 歌垣の故郷
第6章 耳を澄まして
第7章 歌と語りの成り立ち
第8章 ハーモニーはあったか
第9章 フエの故郷
第10章 太鼓は語る
第11章 コトの謎
第12章 都市の庶民の音楽生活
終章 「音楽」の軌道修正

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

17
言葉も地域によって違うように、音楽もその土地の風土に強く影響されているんですね。土地の風土によってリズムや音階の違いが出てくるって話は面白かった。2015/06/07

横丁の隠居

1
1997年の本だが20年経ってそれほど状況が変わっているとも思えない。おっしゃるとおり、日本は明治期に西洋音楽を取り入れて音楽の「欧化」を図ってきた。戦後はアメリカ文化も流れ込んで、いまや何でもありで、それはそれで結構だと思うが、小島先生のおっしゃるとおり、われわれのルーツは「はないちもんめ」。日本語が話されている限り、音感はなんらかの形で継続していくようにも思うがどうだろうか。2019/04/30

madaraya

0
よい2014/10/05

よきし

0
音階から日本人のルーツを探るとか、生活様式やその土地からも体のリズムが刻み込まれるといったような当時非常におもしろく読みました。また再読しようかな。

Yoshi

0
日本の古くからの民族音楽を論じる書。 音楽、楽器の出所の話も興味深いが、民族に傾くとどうしても旧ドイツを思い浮かべてしまうのだが、クラシックに呑み込まれた日本の今の感じを見るとそれもどことなく違う気がしてしまい、ある種の政治の話になるのだろう、、とか。 古楽の研究、自分のルーツを知る旅として民謡音楽大観をひとまず見てみようと思った。 2024/04/01

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