内容説明
冬の寒夜は、友をかたらい、燗酒を酌んでは消寒の集い。歳末の風は冷えびえと、来し方、行く末に思いをはせて感慨にふける。明ければ新春、わび住まいにも歳はめぐり来て、気分は華やぐ。他に先がけて咲く梅に、詩人は、ひそやかな春の歩みを感じとる。立春に東風ふきそめ、恵みの雨を得て、虫は冬の眠りから覚める。人もまた、明るい日ざしに誘われて、早春の野へと歩をはこぶ。寒気の中に春をさぐる名詩100首。
目次
邯鄲にて冬至の夜に家を思う(白居易)
西門外に宿す(晁端友)
魯山の山行(梅堯臣)
子の責む(陶潜)
白伝が洛中老病後の詩を読みて戯れに書す(范成大)
酔うて帰る(菅茶山)
冬夜読書(菅茶山)
冬夜(江馬細香)
歳暮南山に帰る(孟浩然)〔ほか〕



