内容説明
世界的な関心を呼ぶ禅の世界。その成り立ちと精神の源流を探る。中国初期の禅、達磨の禅、唐代・宋代の禅へと系譜をたどり、禅の思想と流派を簡潔に解説し、その神髄を明かす。また禅のわが国独時の発展をあとづけ、禅と日本文化との関わり、祖師たちや個性的な禅僧の行動にふれつつ、禅の全体像を俯瞰する最適の入門書。
目次
第1章 心即仏
第2章 初期中国の禅
第3章 達磨禅の成立
第4章 達磨禅の発展
第5章 禅宗の成立
第6章 『六祖壇経』をめぐって
第7章 禅の正と傍
第8章 唐代の禅
第9章 宋代の禅
第10章 初期日本の禅
第11章 栄西と道元
第12章 禅の日本的展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多読多量連投が日課だった
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何かじゃなくて歴史。至って真面目。2017/01/20
とりもり
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タイトルを補足すると、「禅(の歴史)とは何か」を語る一冊。すなわち、禅の起こりから中国での発展、そして日本への伝来が語られる。禅の思想の入門書と思って読むと、完全にその期待を裏切られる。禅のキーワードが「いわゆる」と前置きされて出てくるあたり、禅についての前提知識がないと到底読めない。平易(そう)な語り口とは裏腹に、およそ初心者を対象にしているとは思えず、ターゲットが全く理解できない本です。★☆☆☆☆(星1つ)。2011/10/23
amanon
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タイトルを目にしたときは、「禅の教え」を初心者に解りやすく包括的に解説したものかと思ったのだけれど、実際は禅の成立、そしてそれがいかに日本に受け継がれてきたかということ多くの頁が割かれている。よって、本文では初心者にはどう考えてもなじみ深いとは思えない固有名詞や地名が怒号のように出てくるばかりで、禅思想の一端に触れるというものでは大凡あり得ない。語り口の柔らかさとは裏腹に、解りにくい言い回しも多いし、禅の入門書としては全くと言っていいほど不適格だと思った。2008/10/10
ハザマ
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禅の思想の話ではなく、達磨祖師が起こした禅の歴史の説明がメインで、途中から見るのやめた。2020/12/18
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