内容説明
浄土の荘厳と仏智の世界―「正信偈」の魅力と『教行信証』にみる親鸞のこころを明かす。綿密な考証と深い信仰にもとづくいままでにない完璧な経典解説が、われわれのこころを新たな仏教理解へと誘う。弥陀・釈迦二尊と三国の七高僧の教えと真意を明かし、「正信偈」の一字一句を余さず解説。
目次
第1章 念仏者を讃える「正信偈」
第2章 弥陀・釈迦二尊のすすめ
第3章 龍樹の易行道
第4章 天親の一心
第5章 曇鸞の本願力
第6章 道綽の浄土門
第7章 善導の説く仏の正意
第8章 源信の厭離穢土・欣求浄土
第9章 法然の専修念仏
第10章 仏教は念仏である
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kouglof
1
「仏教は念仏である」2015/03/21
く
0
正信偈の内容が気になったのでざっと目を通しました。入門といえど仏教用語がたくさん出てきてなかなか頭に入ってきませんでした...2016/06/04
こう
0
正信偈の意味を知りたくて読んだ。 とりあえず現代語訳がわかってよかった。 ただその言葉の背景を理解するには、なかなか一筋縄ではいかない感じ。 「我執を超える」というのがひとつのポイントだと思う。2023/01/09
Kosuke Inokuchi
0
浄土真宗の日常勤行である正信偈を理解しようと思い立ち、図書館から借りてきた本。お経の一部が高僧を讃える内容なのは初めて知ったが、全体的に禅問答のような難しさがあり、なかなか理解は進まない。再読が必要のようだ。2019/03/30