NHK「100分de名著」ブックス<br> オルテガ 大衆の反逆―真のリベラルを取り戻せ

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NHK「100分de名著」ブックス
オルテガ 大衆の反逆―真のリベラルを取り戻せ

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  • サイズ 46判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140818961
  • NDC分類 136
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「大衆」という多数派に気をつけろ

「多数派」であることに安住し、自分のことしか考えない傲慢な人=「大衆」が急増する時代に、なぜ政治は暴走してしまうか。その本質と民主主義の限界をあぶりだした大衆社会論の大著を、「大衆」「リベラル」「死者」「保守」という4つのキーワードでよみとく。「なぜ日本では「保守」が間違ってとらえられているのか」「死者とともに生きるとはどういうことか」ーーこれま語られてこなかった文脈から、私たちが生きる世界を認識しなおす術をとく。書下ろし特別章「他者との関係性を紡ぎなおすには」 「私たちの「民主主義」を機能させるために」を新たに収載した、シリーズ累計50万部突破「名著ブックス」の最新刊。

【構成】はじめに/第1章:大衆の時代/第2章:リベラルであること/第3章:死者の民主主義/第4章:「保守」とは何か/特別章①:他者との関係性を紡ぎなおすには/特別章②:私たちの「民主主義」を機能させるために/読書案内 

内容説明

自分の利害や欲望をめぐって行動する「大衆」が増殖した二十世紀。スペインの哲学者オルテガは、「大衆」の暴走に警鐘を鳴らした。彼はなぜ、利己的な大衆を批判し、他者と共存するための「寛容さ」を説いたのか。『大衆の反逆』は、有権者の半分近くが投票権を放棄する現代日本に、どんな教訓を提示しているのか。オルテガの思想を受容し、現代的にアレンジすることで、自分たちの手で民主主義をはぐくんでいく術を探る。

目次

はじめに オルテガと現代の共通点
第1章 大衆の時代(哲学者として評論家として;「私は、私と私の環境である」 ほか)
第2章 リベラルであること(保守こそがリベラルである;リベラルの出発点 ほか)
第3章 死者の民主主義(「生きている死者」の存在;過去を無視すると、どうなるのか ほか)
第4章 「保守」とは何か(「保守思想の父」エドマンド・バーク;「永遠の微調整」を続けよ ほか)
ブックス特別章1 他者との関係性を紡ぎ直すには
ブックス特別章2 私たちの「民主主義」を機能させるために

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年大阪府生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学外国語学部地域文化学科ヒンディー語専攻卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了、博士(地域研究)。北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現職。専門は南アジア地域研究、日本思想史、政治学、歴史学。主な著書に『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社/大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞)、『ナショナリズムと宗教 現代のヒンドゥー・ナショナリズム運動』(春風社/日本南アジア学会賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

23
オルテガの話は自分にとって既知な内容であった。西部先生始め、保守思想の日本における流れが紹介されていて嬉しい。著者は、リベラルと保守は対立関係にないと主張してその色が濃く出ている。リベラルはその拡大解釈で規律が壊されることがあるように感じるので、あまり強調しなくても良いと思うが言いたいことはよくわかった。2023/12/25

まおまお

5
現代の日本で使われている「保守」「リベラル」とは全く違う。その国の系譜から違ってくるのは仕方がないが、外国発祥の思想を学ぶなら「保守」「リベラル」と呼ばざるを得ないので、じぶんとしては明確に「右派」とは違うと認識しておこう。で、いくつか政治関連の本をチラ読みして感じた共通点は、グローバル化にある日本において大事なのは、異なる誰かに対し必要なことは"共に独り"の心理的スタンスであるということ。自他境界を無くして異なる誰かを叩きあってるだけでは停滞しかない。2023/08/23

らむだ

5
「サンディカリスムとファシズムの相の下に、はじめてヨーロッパに、理由を述べて人を説得しようともしないし、自分の考えを正当化しようともしないで、ひたすら自分の意見を押しつけるタイプの人間が現れたのである。これは新しい事実だ。理由をもたない権利、道理のない道理である。」 巻末に読書案内として本文中で触れられた名著の紹介もあり、歩を進める指針となる。2022/05/06

小僧武士

4
『学校の授業というものは、「人の話をじっと聞く」「先生の命令に従っておとなしくする」という身体技法を身に着けることを重視している。学校教育とは、そうした従順さを植え付けるための装置であり、時間管理によって「命令者への服従」を教えようとしているのだ、というのがフーコーの見立てなのです。』『大衆の「正しさ」の根拠は何かと言えば、「数が多い」ことでしかない。それが何の根拠になるのかとオルテガは言い、彼らを自分が多数派だということにあぐらをかいている「慢心した坊ちゃん」と呼ぶのです。』2022/04/21

ひろ@ネコとお茶愛

3
うーん、面白い。メモ、偶然についての哲学。2024/09/07

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