出版社内容情報
体感する。美しさだけではない、鉄壁の守り。
1000件を超える国宝の中から名宝中の名宝を選定して美のディテールに迫る8K番組の出版化。豊富な高精細画像で国宝の精緻な美をていねいに再現し、胸前にひろげるページの中で、受け継がれてきた至宝のディテールを鑑賞する新シリーズ。第2回配本は『姫路城』と『迎賓館赤坂離宮』(2巻同時刊行)。『姫路城』は天下の名城のさまざまな表情を紹介しながら、城門から大天守の最上階をめざす。池田輝政が大天守を建てたのは慶長14年(1609)。戦国から泰平の世へ移り変わる時代のはざまで、輝政はこの城に戦国の世を終わらせるための強さを求めていた。城内のディテールを通して、美しさと強さを併せ持つ姫路城の「力」を堪能する。
内容説明
体感する。無双の美。「戦国を終わらせるため」の鉄壁の守り。
目次
多彩な櫓・土塁・石垣に囲まれた姫路城連立式天守
白銀交差点から望む姫路城
喜斎門跡から眺める姫路城
男山から見る夜明け前の姫路城
朝日を浴びる姫路城
大天守と西小天守を仰ぎ見る
白漆喰総塗籠の白壁
屋根瓦の目地にも白漆喰が塗り籠められている
大天守の屋根
「はの門」の手前から見る大天守〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
21
かつての上司から私家版の国宝等写真集を贈呈されました。30年以上かけて見学された国宝1102件(97%)から、選りすぐりの写真をコメント付きで作製されたものです。敬意を表しつつ、更に国宝の素晴しさを堪能するために、NHK8K作品から起こした「国宝へようこそ」を2点読むことにしました。まず姫路城。朝焼け・夕焼けの大天守、天守台の全景の他に、屋根瓦の目地一つ一つ迄塗り込められた漆喰、屋根の先端の滴水瓦等何度みても飽きません。さて贈呈本の中の出色の写真は喜斎門から見た天守。この構図は余り見かけず見事な写真でした2023/01/21
ssコスモ
1
姫路城見学妄想中。2025/03/30