NHK浮世絵EDO‐LIFE 東海道五拾三次―描かれた人々の「声」を聴く

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140818626
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

目を凝らしてみよう・耳を欹ててみよう――4K番組から生まれる新しい浮世絵読本!

NHK「浮世絵EDO-LIFE」は浮世絵を江戸庶民の暮らしを伝える“メディア”として読み解く新感覚の5分番組。キャッチコピーは「浮世絵をつぶさに見れば江戸っ子の意外な暮らしぶりが発見できる」。本書は、このシリーズ番組から生まれた「特別版 東海道五十三次」(2018年12月29日放送)をベースに、豊富な新情報を加えて編纂するビジュアル読本。日本橋を出発し五十三次を経て京・三条大橋に至る本文は、浮世絵のディテールに描き込まれている人々の喜怒哀楽に注目。全55図のうちの13図については、特にそれぞれの画中の人物にフォーカスし、彼らを主人公にした創作ストーリー「浮世絵からひろがる物語」を収載する。

内容説明

広重の名作のディテールに注目!!江戸の喜怒哀楽が浮かび上がる。浮世絵からひろがる物語13篇、旅と歴史のコラム11篇。NHKの4K番組から新しい浮世絵読本誕生!

目次

日本橋 朝之景
品川 日之出
川崎 六郷渡舟
神奈川 台之景
保土ヶ谷 新町橋
戸塚 元町別道
藤澤 遊行寺
平塚 縄手道
大礒 虎ヶ雨
小田原 酒匂川〔ほか〕

著者等紹介

藤澤紫[フジサワムラサキ]
國學院大學文学部教授・国際浮世絵学会常任理事。1990年、学習院大学文学部哲学科卒業。1996年、学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得。博士(哲学)。専門は、日本美術史、日本近世文化史、比較芸術学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なにょう

16
よくできた本だ。帯に偽りなし。「江戸の喜怒哀楽が浮かび上がる。」★五十三次の絵の一枚、一枚に解説が入る。あるいは絵から着想を得た物語13本もある。旅するのは、参勤交代の一行に、巡礼者に、瞽女たち、修験者、力士などなど。一方、これをもてなす茶屋のお姉さん、かごかき、川を渡る手伝いをする人足、宿屋の人びと。実にさまざまな人びとがあったなあ。2023/11/06

Yumi

10
《図書館本》絵も解説も楽しめました!小説もあり盛りだくさん😊2024/11/11

リュウジ

7
★4何かと問題なNHKだが、教養番組は民放と一線を画す(時折偏向してるのもあるけどね)。その一番組企画から生まれた本。広重55枚の絵のディティール説明に加え、その地で生まれた「足元を見る」の語源や峠の話など12の蘊蓄コラム、そして絵に描かれた人から勝手に想像した小説が13篇。絵の中で静止していた人たちが動き出す。合戦絵巻と違い、広重は風景だけでなくその地で生きた名もなき人々を描いた。日本橋から三条大橋まで広重の絵とともに頭で歩き通すことで、名もない人々と我々は「地べた」でつながっているんだなと身に染みた。2024/09/27

ATSU

5
広重と言えば,「名所江戸百景」も有名ですが,「東海道五拾三次」は「名所江戸百景」のように,どか~んとこいのぼりの絵が大きく描かれるということもなく,素直に旅路の風景という感じで好きです。(実は,すごくオーバーに描かれていたり,あるはずもない山が描かれていたりするそうですが)目次の55枚の絵をみると,「川が多いんだ」と思いました。有名な大井川でなくても川や海を渡すのは大変です。そんなことなどを「物語」として書いていますが,これはイマイチ?でも,実際に現地に行った制作班の「コラム」はおもしろい!・・行きたい!2021/08/23

るな子

4
歌川広重の『東海道五拾三次』の浮世絵を使って日本橋から京都までの旅を説明した読みやすい本でした。また、浮世絵を元にしたオリジナル物語が13話はいっており、楽しめて読めました。2022/03/02

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