出版社内容情報
「マクロン革命」と「EU新時代」が未来を拓く!
コロナ禍のなか、かつてない分断と混乱に陥った世界は、未来へ向けてどのような秩序を選択するべきか? 世界を席巻した米英アングロサクソン二大帝国が将来は盟主の座から降りることをふまえ、30年後には独仏のEUを中心に、米中の争いからも距離を置く広域経済連合(EU+ASEAN〔RCEP〕)が、「地球協同体」とも言うべきダイナミズムで世界秩序を牽引していることを明快に論じる。NHKの国際・経済担当記者としての豊富な現場体験と、緻密な歴史分析とデータの読みを通して、近未来の国際情勢への確固たる指針を提示する待望の一冊!
序章 「アングロサクソンの時代」の終焉
第1部 新自由主義の50年を振り返る
第一章 ブレトンウッズ体制からリーマン・ショックまで
第二章 オバマとヴォルカーが新自由主義を救った
第三章 ブレトンウッズに批判的だった三つの動き
第2部 マクロン革命とEU新時代
第四章 独仏、和解へと向かう──EU50年の歩み
第五章 嵐のなかのフランス大統領選挙──マクロン登場前史
第六章 ドイツ・パワーとソフトなメルケル新時代
第七章 マクロン革命の軌跡
第八章 マクロン革命の思想的背景──アソシエーションと共和国精神
第3部 ヨーロッパ・ルネッサンス
第九章 2019年欧州議会選挙の画期
第十章 EUコロナ復興大型予算成立
──マクロンの仕込み、メルケルの決断
第十一章 歴史的使命を終わるヨーロッパの社会主義
――白人至上主義の極右政党は伸び悩む
終章 2050年、未来秩序の選択
内容説明
コロナ禍のなか、かつてない分断と混乱に陥った世界は、未来へ向けてどのような秩序を選択するべきか?NHKの国際・経済担当記者、解説委員として活躍した著者が、独仏が牽引するEUを中心に、新たな国際秩序が誕生することを、歴史的分析と豊富なデータをふまえて明快に論じる。近未来の国際情勢へ確固たる指針を提示する待望の一冊!
目次
「アングロサクソンの時代」の終焉
第1部 新自由主義の50年を振り返る(ブレトンウッズ体制からリーマン・ショックまで;オバマとヴォルカーが新自由主義を救った;ブレトンウッズに批判的だった三つの動き)
第2部 マクロン革命とEU新時代(独仏、和解へと向かう―EU五〇年の歩み;嵐のなかのフランス大統領選挙―マクロン登場前史;ドイツ・パワーとソフトなメルケル新時代 ほか)
第3部 ヨーロッパ・ルネッサンス(二〇一九年欧州議会選挙の画期;EUコロナ復興大型予算成立―マクロンの仕込み、メルケルの決断;歴史的使命を終わるヨーロッパの社会主義―白人至上主義の極右政党は伸び悩む)
2050年、未来秩序の選択
著者等紹介
伴野文夫[バンノフミオ]
1933年、東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。NHKに報道記者として入局後、1968~83年、ブリュッセル、パリ、ボン(西ドイツ)特派員を歴任。1987年より国際・経済担当解説委員。NHKスペシャル「日本の条件『マネー』」三部作(1981年)のキャスターを担当。1995~2001年、杏林大学社会科学部教授。現、日本EU学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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