出版社内容情報
「あなたは尊い存在である」――その、貫かれた「人間観」に迫る。
古くは『源氏物語』から宮沢賢治まで、日本人を魅了し続けてきた法華経。「諸経の王」と呼ばれる経典には、いったい何が書かれているのか。法華経が説く「一仏乗の教え」とは何なのか。仏教の原点に還ることを説く経典に内蔵された、ブッダがほんとうに伝えたかったこととは何か。仏教に立ちはだかった「対立」という壁を乗り越えて「平等思想」を説いた法華経は、「分断」がはびこる世界に「融和」という処方箋を提示する。サンスクリット原典から日本語訳を果たした第一人者が、宗教書にとどまらない「人間に寄り添う書物」として、その思想の本質を探る。
はじめに:思想として『法華経』を読む
第1章:全てのいのちは平等である
第2章:真の自己に目覚めよ
第3章:「永遠のブッダ」が示すもの
第4章:「人間の尊厳」への讃歌
特別章:対立と分断から融和へ
読書案内
あとがき
内容説明
大乗仏教と小乗仏教の対立を乗り越えて「平等思想」を説いた法華経。『源氏物語』から宮沢賢治まで、日本人が魅了され続ける経典には、いったい何が書かれているのか。サンスクリット原典から日本語訳を果たした第一人者が、宗教書にとどまらない「人間に寄り添う書物」として、その思想の本質を探る。
目次
はじめに 思想として『法華経』を読む
第1章 全てのいのちは平等である
第2章 真の自己に目覚めよ
第3章 「永遠のブッダ」が示すもの
第4章 「人間の尊厳」への讃歌
ブックス特別章 対立と分断から融和へ
著者等紹介
植木雅俊[ウエキマサトシ]
1951年長崎県生まれ。九州大学理学部物理学科卒業、同大学院理学研究科修士課程修了。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程中退。1991年から東方学院で中村元に師事し、2002年にお茶の水女子大学で男性として初の博士(人文科学)の学位を取得。NHK文化センター講師なども務める。訳書に『梵漢和対照・現代語訳 法華経』(上下巻、第62回毎日出版文化賞)、『サンスクリット原典現代語訳 法華経』(上下巻)、『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(第11回パピルス賞、岩波書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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