シリーズ・戦後思想のエッセンス<br> 戦後思想の到達点―柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る

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シリーズ・戦後思想のエッセンス
戦後思想の到達点―柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140818022
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

戦後75年、気鋭の論客が戦後知識人を再評価する新シリーズ創刊!
シリーズ・戦後思想のエッセンス

2人の「知の巨人」は、いかに思考を紡いだのか?
戦後思想を牽引した柄谷と見田。2人の思想のポイントとは何か? 2人は日本人と人類の未来をどう展望しているのか? 巧みなインタビューと解説で、両者の思考の軌跡を浮かび上がらせる。柄谷思想&見田思想のまたとない入門書!

内容説明

戦後思想の二つの頂点―柄谷行人と見田宗介。60年安保から「壁」崩壊、原発問題から憲法問題まで、両者は戦後の様々な出来事に即応して思考を紡いできた。他方で両者の理論は、海外の思想と創造的かつ対等に相互作用する強靱な普遍性をも帯びている。二人の思想のポイントとは何か?二人は日本人と人類の未来をどう捉えているのか?巧みなインタビューと解説で、二人の思考の軌跡と今後の展望を浮かび上がらせる。

目次

1 『世界史の構造』への軌跡、そして「日本論」へ―柄谷行人×大澤真幸(言葉への独特の感覚;漱石のどこに注目したのか?;「ルネサンス的」文学とは何か? ほか)
2 近代の矛盾と人間の未来―見田宗介×大澤真幸(森羅万象の空―戦争体験の最後の世代;社会学というアリーナ―『価値意識の理論』(一九六六年)
“人生のひしめき”としての社会―『まなざしの地獄』(一九七三年) ほか)
終章 交響するD―大澤真幸(交響するD;意味の呪縛;“他者”の二重の謎 ほか)

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、長野県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。専攻は理論社会学。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING 「O」』(左右社)主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

33
大澤による柄谷と見田へのインタビュー。見田が鬼籍に入り、弟子による貴重な機会となった。ふたりの仕事を大澤が読解しているが、その読解が鋭く、柄谷の再読、見田の入門に役に立ちそうな優れた仕事だ。以下、備忘録程度の内容。マルクスの『資本論』の中で、絶対的剰余価値を基本に考えると論理的に説得力に欠けるので、相対的剰余価値を剰余価値の原型に置く。これは大澤の柄谷読解だが、確かにそう書いてある。労働価値説は一つの単なるイデオロギーなだけで、こんなこと信じているのかと疑問に思っていたので、ここまで明快に労働価値説を否定2022/10/03

ゆう

23
柄谷行人氏と見田宗介氏が、それぞれ大澤真幸さんを聞き手に、自身の思考の軌跡を振り返るといった趣旨のインタビュー集。難解でしたが、めっちゃおもしろかった!特に柄谷さんの著作は、学生時代に読んだ時には全く歯が立たなかったのですが、聞き手が流石の大澤真幸さんだけあって、なるほど!の連続で著作に再挑戦したくなりました。圧巻は、両者のインタビュー後に付された、大澤さんによる終章。日本を代表する思想家お二人の思索が、大澤さんの手によって交錯していく様に「考えること」の喜び・楽しさを実感。知は楽しい。2020/04/19

小鈴

21
ありがとう大澤真幸。見田先生に軸の時代Ⅱの思想の見通しを聞いてくれて。ずっと気になっていたのでとても勉強になりました。この本はまだご存命の思想家とともにお二人の思想の軌跡をインタビューするという内容。見田先生、あとがきで「わが生涯を語る、みたいなインタビューを受けるようになったら人間もうおしまいだよね」と言っていたことを思い出して、来たって!って思ったんだって(笑)。清水鵬翔さんの論文も気になる。読みたいです。細かいところはまた感想に書きます。見田ファンにはオススメ!2019/11/26

小鈴

19
●軸の時代Ⅱの思想●「軸の時代Ⅱの思想は、軸の時代Ⅰの思想が未解決であった、二つの思想的な課題を解く思想でなければならない」「第一に、生と死のニヒリズムを『天国』や『極楽』という(略)信仰に依存することなしに、のりこえる思想」「第二に、人間の〈自我〉の『エゴイズム』の矛盾と孤独をという問題を、『地獄』『天罰』略信仰に依存することなしに、また儒教のような、『自由』『平等』を抑圧する『道徳』に依存することなしに、のりこえる思想でなければならない」「他の〈自我〉たちや他の生命たちとの『共存』という現実を明視 →2019/12/29

呼戯人

19
現代日本の先端を切っている社会学者大澤真幸による柄谷行人と見田宗介のインタビューと解説。興奮した。柄谷の交換様式Dが新たな共産主義の言い換えであることや昔読んだ真木悠介による「気流の鳴る音」を思い出させてくれて嬉しかった。若い頃、カルロス・カスタネーダを一生懸命読んだことを思い出した。ニヒリズムやエゴイズムをどのように乗り越えるかという問題は、いまだに私の思考の主題をなしている。この二人の理論的平行関係を顕在化してくれたのは大澤真幸の力技である。2019/11/30

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