詩と出会う 詩と生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140817841
  • NDC分類 902.1
  • Cコード C0092

出版社内容情報

言葉とこころを結びなおす

言葉と人は、どのような関係にあるのか。詩に込められた想いを知ることで、何を得ることができるのか。困ったとき、苦しいとき、悲しいとき──私たちを守ってくれる言葉を携えておくために。文学・哲学・宗教・芸術──あらゆる分野の言葉を「詩」と捉え、身近に感じ、それと共に生きる意味を探す。

内容説明

自分の手で言葉をつむげ。言葉とこころを結びなおす。文学、哲学、宗教、芸術―あらゆる分野の言葉を「詩」と捉え、身近に感じ、それと共に生きる意味を探す。

目次

「詩」とは何か―岡倉天心と内なる詩人
かなしみの詩―中原中也が詠う「おもい」
和歌という「詩」―亡き人へ送る手紙
俳句という「詩」―正岡子規が求めた言葉
つながりの詩―吉野秀雄を支えた存在
さびしみの詩―宮澤賢治が信じた世界
心を見つめる詩―八木重吉が刻んだ無音の響き
いのちの詩―岩崎航がつかんだ人生の光
生きがいの詩―神谷美恵子が問うた生きる意味
語りえない詩―須賀敦子が描いた言葉の厚み
今を生きる詩―高村光太郎が捉えた「気」
言葉を贈る詩―リルケが見た「見えない世界」
自分だけの詩―大手拓次が開いた詩の扉
「詩」という民藝―柳宗悦がふれたコトバの深み
全力でつむぐ詩―永瀬清子が伝える言葉への態度

著者等紹介

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

103
若松さんのラジオでの詩の講義を本にしたものです。15回での話で、必ずしも詩人ということではなく若松さんが今までの読んできた好みの著者の作品の中かからご自分の感性に合ったものをピックアップして解説しておられます。とくに以前から著者の本で触れられてきた神谷美恵子、須賀敦子は言うに及ばずリルケもあったことが驚きでした。また「詩という民藝」では柳宗悦の関連からウイリアム・ブレイクの詩が取り上げられていることが印象に残りました。2023/10/26

aika

57
誰もが心に内なる詩情を秘めている。だからあなたも詩人なんです、その手で書いてみてください、と優しく語りかける若松さんの言葉に、うなずきながら受け止めるような気持ちで読み進めました。これまでどこか詩に対して縁遠く思う気持ちが強かったけれど、岩崎航さんや高村光太郎の詩に心を強く揺り動かされたことを思い出したり、散文家として愛読する須賀敦子さん、神谷美恵子さんが訳した詩を読んでみたいという思いが芽生えてきました。今とこれからを生きるための詩を、詩という形式に超えた詩情を、大切にしていきたいです。2019/10/23

井月 奎(いづき けい)

47
詩という深遠な文学を優しい言葉で読者に届けるにはどれほどの工夫と思いやりが必要なのでしょう。著者の若松英輔という人は一所懸命で一生懸命に生きているのだと思います。詩は命の響きの音であり、ただ味わえばいい、そのうえで心で読み解けば尚いいと教えてくれます。素晴らしい詩人と詩も教えてくれました。吉野秀雄という歌人が亡くなった、死後の世界はないと言っていた夫人への挽歌。「死ぬ妹(いも)が 無しとなげきし 彼岸を 我しぞ信ず 汝とあがため」に心が震えました。無い黄泉もお前に会うために俺がつくる、そういうのですから。2019/10/29

ももすけ

42
【図書館本】そもそも自分には詩作など無理だろうと思っていました。本書にある通り、何かについて知ることに重きを置き、何かを知ることが抜けて落ちていたのかもしれません。歌を詠む・読む・誦む、同じ「よむ」という言葉なのに深い。まずは好きな詩を見つけてみよう。そして、短くても詠んでみたくなりました。✨🍀 (/ω\)イヤン 恥ずかしい 消毒薬の香り/ほら来るぞと身構える/命のお守り/あなたのためにも2021/08/25

trazom

40
私にとって、新刊が出るとすぐに手に取るという作家は数少ない。そんな稀有な一人が若松英輔さん。言葉に対する鋭い感性、悲しみの受容、死者との対話、神への信頼などに強い共感を覚える。「詩とは無常を描く営みである」「詩はコトバと意味の構造において、祈りと近しい関係にある」と考える若松さんが、詩を語るのは必然かもしれない。尤も、私は極めて散文的な人間だから、その境地に完全に同化できる自信はない。八木重吉が心に残る:「この明るさのなかへ/ひとつの素朴な琴をおけば/秋の美くしさに耐えかね/琴はしずかに鳴りいだすだろう」2019/09/17

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