出版社内容情報
言葉とこころを結びなおす
言葉と人は、どのような関係にあるのか。詩に込められた想いを知ることで、何を得ることができるのか。困ったとき、苦しいとき、悲しいとき──私たちを守ってくれる言葉を携えておくために。文学・哲学・宗教・芸術──あらゆる分野の言葉を「詩」と捉え、身近に感じ、それと共に生きる意味を探す。
内容説明
自分の手で言葉をつむげ。言葉とこころを結びなおす。文学、哲学、宗教、芸術―あらゆる分野の言葉を「詩」と捉え、身近に感じ、それと共に生きる意味を探す。
目次
「詩」とは何か―岡倉天心と内なる詩人
かなしみの詩―中原中也が詠う「おもい」
和歌という「詩」―亡き人へ送る手紙
俳句という「詩」―正岡子規が求めた言葉
つながりの詩―吉野秀雄を支えた存在
さびしみの詩―宮澤賢治が信じた世界
心を見つめる詩―八木重吉が刻んだ無音の響き
いのちの詩―岩崎航がつかんだ人生の光
生きがいの詩―神谷美恵子が問うた生きる意味
語りえない詩―須賀敦子が描いた言葉の厚み
今を生きる詩―高村光太郎が捉えた「気」
言葉を贈る詩―リルケが見た「見えない世界」
自分だけの詩―大手拓次が開いた詩の扉
「詩」という民藝―柳宗悦がふれたコトバの深み
全力でつむぐ詩―永瀬清子が伝える言葉への態度
著者等紹介
若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
aika
井月 奎(いづき けい)
ももすけ
trazom
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- エーゲ海に強がりな月が