内容説明
私たちの体は、どのように病気と闘っているのだろうか?近年の科学の飛躍的な進展により、その根本的な仕組みがわかってきた。多彩な細胞や分子がネットワークを作り、互いに連携をとりながら、人体にとって有害な病原体のみを効率よく攻撃していたのだ!本書では、免疫学に革命をもたらした大発見をたどりながら、驚くほど精密で、ダイナミックな免疫システムの全体像に迫る。また、ストレスや加齢と免疫の相互作用や、がんの免疫療法など、私たちの健康に関わる最新の知見を紹介する。いま最もホットな研究分野である免疫学の最前線がわかる、待望の一冊!
目次
第1部 免疫学の革命はこうして起きた(免疫学の小さなほころび―自然免疫の発見;獲得免疫の始動の仕組み―樹状細胞の発見;免疫細胞のコミュニケーション―サイトカインの発見;免疫システムの暴走―超大型新薬の登場)
第2部 内なる宇宙に挑む(揺れ動く免疫システム―熱・ストレス・リラックス法の影響;免疫システムと時間の流れ―体内時計と加齢の影響;免疫システムの番人―制御性T細胞の発見;未来の薬―がん免疫療法の開発)
著者等紹介
デイヴィス,ダニエル・M.[デイヴィス,ダニエルM.] [Davis,Daniel M.]
英国マンチェスター大学免疫学教授。免疫細胞生物学において超解像顕微鏡を用いた研究が、一般読者向けの米国科学誌「ディスカバー」の「トップ100ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。『適合性遺伝子(The Compatibility Gene)』(未邦訳)は、2014年の英国王立協会科学図書賞の候補作、英国王立協会生物学図書賞の最終候補作となった。『美しき免疫力―人体の動的ネットワークを解き明かす』も2018年の英国王立協会科学図書賞の最終候補作に選出されている
久保尚子[クボナオコ]
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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