美しき免疫の力―人体の動的ネットワークを解き明かす

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美しき免疫の力―人体の動的ネットワークを解き明かす

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140817575
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C0098

内容説明

私たちの体は、どのように病気と闘っているのだろうか?近年の科学の飛躍的な進展により、その根本的な仕組みがわかってきた。多彩な細胞や分子がネットワークを作り、互いに連携をとりながら、人体にとって有害な病原体のみを効率よく攻撃していたのだ!本書では、免疫学に革命をもたらした大発見をたどりながら、驚くほど精密で、ダイナミックな免疫システムの全体像に迫る。また、ストレスや加齢と免疫の相互作用や、がんの免疫療法など、私たちの健康に関わる最新の知見を紹介する。いま最もホットな研究分野である免疫学の最前線がわかる、待望の一冊!

目次

第1部 免疫学の革命はこうして起きた(免疫学の小さなほころび―自然免疫の発見;獲得免疫の始動の仕組み―樹状細胞の発見;免疫細胞のコミュニケーション―サイトカインの発見;免疫システムの暴走―超大型新薬の登場)
第2部 内なる宇宙に挑む(揺れ動く免疫システム―熱・ストレス・リラックス法の影響;免疫システムと時間の流れ―体内時計と加齢の影響;免疫システムの番人―制御性T細胞の発見;未来の薬―がん免疫療法の開発)

著者等紹介

デイヴィス,ダニエル・M.[デイヴィス,ダニエルM.] [Davis,Daniel M.]
英国マンチェスター大学免疫学教授。免疫細胞生物学において超解像顕微鏡を用いた研究が、一般読者向けの米国科学誌「ディスカバー」の「トップ100ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。『適合性遺伝子(The Compatibility Gene)』(未邦訳)は、2014年の英国王立協会科学図書賞の候補作、英国王立協会生物学図書賞の最終候補作となった。『美しき免疫力―人体の動的ネットワークを解き明かす』も2018年の英国王立協会科学図書賞の最終候補作に選出されている

久保尚子[クボナオコ]
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

93
やっと始まったワクチン接種を前に読むと一層興味深い。コロナ以前の本であるが18年刊と新しく、専門家の書き下ろしなので、最新の知見が反映されている。一般読者向けでありながら専門用語頻出、かなり難しいが、並行して語られる大発見の経緯や、その研究に人生を捧げた科学者達の物語に惹かれ読み進める。免疫システムは長い進化の歴史の中で創り上げられたもの。「自己と非自己を識別し、病原体を検出し、危険に応答する。全てを同時かつ乱雑に行っている。つまり、いくつもの機構の寄せ集めで一原理で要約できるようなものではない」という。2021/06/14

まると

21
免疫の複雑かつ魅惑的な仕組みを、科学者たちの発見の物語を通して解き明かしてくれる良書です。私たちの体内では日々、あらゆる部位で様々な役割を持った分子や細胞が、病原体を攻撃(または攻撃しないように)して健康を維持しようとしている。そうした「内なる宇宙」の研究の歴史と最先端の治療を知ることができて、勉強になりました。ただ、細かな仕組みとなるとやはり難解で、図解や科学者索引といったものがあれば、もっと理解が進むのにとも感じました(以前読んだ多田富雄さんの「免疫の意味論」では、図や写真が理解を助けてくれました)。2021/05/08

18
「科学全般について、一つだけ覚えてもらいたいことがあるとすれば、単純なものなど何もない」と著者が断言するように、免疫システムも奥が深く、ひとことで説明するのは困難だ。仕組みは複雑だが、気付かないうちに身体の中では病原体vs免疫細胞の闘いが繰り広げられていることがよく分かった。自己免疫疾患の治療やがんの免疫療法は、大勢の科学者の研究が積み重なって新薬開発に結び付いた。人間の身体について知ることは、自分や他人をより理解しようとすることにつながる。ストーリー仕立てで学べる免疫学。良書。2020/01/24

seki

16
免疫力について、その研究の歴史から、最新事情まで難し過ぎず、簡単過ぎず伝えてくれるちょうどいい本。専門用語までは覚えられなかったが、免疫細胞の周りには、免疫反応を促進するものもあれば、自己免疫疾患から守るため、反応を抑制するものもあるという。しかし、免疫反応は複雑で、まだまだ解明されていないことが多いとか。免疫細胞の種類も様々で、反応する病原体もそれぞれ。ちょっとしたことで、逆の反応を示すことあるようだ。道のりはまだまだだが、がんの治療法として、期待したい分野である。2022/06/18

赤い熊熊

14
免疫の働き方がその発見の歴史とともに書かれています。発見に携わった研究者が次々と登場するので、誰が何をしてるのか入り組んで分かりにくい部分もあるけれど、人物名にあまりこだわらなければけっして読みにくくはありません。免疫のしくみを概観するのには面白い本でした。2019/04/17

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