内容説明
とにかく前進を続けろ。一点に集中しろ。いまに存在しろ。ウルトラマラソン界の王者スコット・ジュレクは、40代で壁に突き当たり、新たな挑戦を決意する。それは、全米No.1トレイルであるアパラチアン・トレイルの最速踏破記録(FKT)を樹立すること。襲いくる脚の激痛、孤独感、幻覚。神秘的で荘厳な原生自然との闘い。妻ジェイルーや仲間に支えられながらも、立ちはだかる壁はあまりに高い。それでも走り続ける本当の理由は何なのか―。46日8時間7分にわたる、激闘を描いた極限のドラマ。
目次
ギヴ・アンド・テイク
最南部(おのれの愛する人生を生きよ;僕なりの最高傑作;南部の大学教授、ホーティの予告;あのチャンプが負ける方に賭けるな)
ヴァージニア州(悪いほうに転がるばっかりじゃない;南部のホスピタリティー;スピードゴート、登場)
中部大西洋沿岸地域(ロックシルヴェニア;苦悩とともに走る)
ニューイングランド(マジで最悪の状況;ヴァーマッド;特殊部隊)
メイン州(精霊と踊る;一〇〇マイルの悪夢;最後の最後まで気を抜くな;もっとも偉大な山)
著者等紹介
ジュレク,スコット[ジュレク,スコット] [Jurek,Scott]
世界的に著名なウルトラマラソン・ランナーであり、ヴィーガン(完全菜食主義者)であることでも知られている。伝統あるウェスタンステーツ・エンデュランスラン7連覇、灼熱のデスヴァレーを走るバッドウォーター・ウルトラマラソンの2度の優勝、24時間走のアメリカ記録樹立(266.677km―1日でフルマラソンを6回半走る)などこれまでに数々の伝説を作り続けてきた。地球とともに生きるという彼のライフスタイルは広く知られる一方で、人々のモチベーションを掻き立てるスピーカーとして、また理学療法士、コーチ、シェフとしても引っ張りだこで、マイクロソフトやスターバックスなど数々の企業やカンファレンスでも講演している
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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