NORTH 北へ―アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道

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NORTH 北へ―アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140817544
  • NDC分類 782
  • Cコード C0098

内容説明

とにかく前進を続けろ。一点に集中しろ。いまに存在しろ。ウルトラマラソン界の王者スコット・ジュレクは、40代で壁に突き当たり、新たな挑戦を決意する。それは、全米No.1トレイルであるアパラチアン・トレイルの最速踏破記録(FKT)を樹立すること。襲いくる脚の激痛、孤独感、幻覚。神秘的で荘厳な原生自然との闘い。妻ジェイルーや仲間に支えられながらも、立ちはだかる壁はあまりに高い。それでも走り続ける本当の理由は何なのか―。46日8時間7分にわたる、激闘を描いた極限のドラマ。

目次

ギヴ・アンド・テイク
最南部(おのれの愛する人生を生きよ;僕なりの最高傑作;南部の大学教授、ホーティの予告;あのチャンプが負ける方に賭けるな)
ヴァージニア州(悪いほうに転がるばっかりじゃない;南部のホスピタリティー;スピードゴート、登場)
中部大西洋沿岸地域(ロックシルヴェニア;苦悩とともに走る)
ニューイングランド(マジで最悪の状況;ヴァーマッド;特殊部隊)
メイン州(精霊と踊る;一〇〇マイルの悪夢;最後の最後まで気を抜くな;もっとも偉大な山)

著者等紹介

ジュレク,スコット[ジュレク,スコット] [Jurek,Scott]
世界的に著名なウルトラマラソン・ランナーであり、ヴィーガン(完全菜食主義者)であることでも知られている。伝統あるウェスタンステーツ・エンデュランスラン7連覇、灼熱のデスヴァレーを走るバッドウォーター・ウルトラマラソンの2度の優勝、24時間走のアメリカ記録樹立(266.677km―1日でフルマラソンを6回半走る)などこれまでに数々の伝説を作り続けてきた。地球とともに生きるという彼のライフスタイルは広く知られる一方で、人々のモチベーションを掻き立てるスピーカーとして、また理学療法士、コーチ、シェフとしても引っ張りだこで、マイクロソフトやスターバックスなど数々の企業やカンファレンスでも講演している

栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

65
アパラチアン・トレイル踏破の記録、それ以上に人生訓についても得られる。走る人は、どこか哲学者になっていくのかもしれない。だって山を走ってなんの意味があるのか、というところまで行き着いてしまうしね。以下メモ。向かう先ができたから、さらに走る、きっと目的なんてなくて目の前のゴールを無条件に受け入れて足を進めているだけなんだろう、それができる幸福さよ。沈黙を貪るように食べる、という表現は山の生活を表していて面白い。銃を持った犯罪者が、獲物を求めてくるエピソードもあり、意外と危険な山。2023/12/03

ずっきん

65
ウルトラマラソン界のレジェンド、スコット・ジュレク。本書は四十歳を越え、走ることへの情熱を失いかけていた彼が選んだ、世界屈指の難易度を誇るアパラチアン・トレイル踏破の物語だ。期待と高揚で未知への扉を気楽に開けたスコットとサポートのジェニファーのモノローグで語られる、四十六日間の全行程。まるで冒険小説を読んでいるようだ。全力を絞り出した限界の向こう側には何があるのか彼らも知らない。二人が見る風景と、壮絶な闘いを追体験していく。なんて贅沢な読書だろう。全ての人に体験して欲しいと思う。→2018/09/24

ちびbookworm

61
★4.5.世界で数々のレースで優勝してきた伝説のトレランランナーのジュレク(「Born to Run」でも登場)。40歳になったが引退に踏み切れず、情熱と目標を失ったままだった。新しい自分を見出すため新たな挑戦をする。米国の著名なロングトレイルの一つ、ATの最速踏破記録(FKT)を走って塗り替えることだ。◆前半は、実際に身体を動かし自然の奥深くでしか感じれない自然の美しさや風などが描写され爽快。後半〜足の怪我、削られる体力筋力、睡眠時間、1日の走破ノルマなどと戦い苦しみながら、巻末へ。ランのモチベ上がる本2024/09/04

lily

61
3500kmのアパラチアン・トレイルの最速踏破記録した夫婦の絆と仲間が絡まるドキュメントは、市民ランナーの私にも知恵と勇気と感動と速さを与えてくれた。Netflixで「ゲームチェンジャー-スポーツ栄養学の真実-」で著者の姿を見て、再読して、またヴィーガンに戻った瞬間、自己ベスト大幅更新して、サブスリーの欠けらが見える速さで楽々に走れたのだから。走りながら肉離れも癒えるのね。脳への呪文次第ね。日本のマラソン大会にも出てくれたらいいのにな。私も一緒走りたい。3部作読んでファンにならない人なんていないんだから。2024/09/29

kazi

35
著者スコット・ジュレクさんはウルトラマラソンの世界でいくつもの前人未到の記録を打ち立ててきた伝説のランナーです。本作は著者がアメリカを代表する長距離自然遊歩道“アパランチアン・トレイル“への最速踏破記録に挑戦した日々を回想録として綴ったものです。私は20台の頃はマラソンも何回か走ったことあるし、トレイルの大会にも出たことあるけど、これは・・^^; 桁違いすぎて言葉が出ないです。ウルトラランナーが見る世界、感じることができる感覚。こんな風に言葉にして伝えてくれても、実際に走らなければわからないと思う。2021/08/19

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