出版社内容情報
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』などがベストセラーとなり、注目を集めている心理学者・アドラー。そのアドラー心理学のエッセン
内容説明
オーストリア出身の心理学者・精神科医アドラーは、自己と他者の関係のありかたを深く見つめ、人間の苦悩はすべて対人関係から生まれるものだと喝破して、すべての人が苦悩から逃れ幸福に生きるための方法としての「個人心理学」を提唱した。日本にアドラーブームを巻き起こした著者が精緻に読み解く、アドラー思想の精髄。
目次
はじめに すべての人は対等な関係にある
第1章 人生を変える「逆転の発想」
第2章 自分を苦しめているものの正体
第3章 対人関係を転換する
第4章 「自分」と「他者」を勇気づける
ブックス特別章 “ありのまま”の価値
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年京都府生まれ。哲学者、カウンセラー。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
37
『特別でなくともよい』、『生きることは変化することである』、『今ここを生きよう』などの示唆的な言葉が溢れている。 だが、一見自明のこととも思われるそれらの言葉を日常生活において実践することは、なかなか難しそうである。 もう少し、アドラーの本を読んでみたい。 『私は、生の充実は、未来ではなく、「今ここ」で感じられると考えています。子どもや孫と共にいることで生の充実感を持てるのは、彼らに成長を見るからではありません。「今ここ」に共にいることが喜びをもたらすのです。』(ブックス特別章“ありのまま”の価値) 2019/02/15
ささのは
15
嫌われる勇気の作者が解説するアドラーの本。「〜でなければならない」などわりと断定して書いている文章なのでところどころ本当にそうか?と思ってしまうが(「全ての悩みは人間関係」、「生きる喜びや幸福は他者との関係からしか得られない」など)、読みやすいわりに深くて勉強になった。傷つくことを恐れすぎず他人という仲間のために貢献する生き方を、という論調には勇気をもらえる。ただありのままでいいと言いながらここで書かれている生き方を追求しようとすると難しく高潔なイメージで息苦しさも覚えた。折に触れ読み返してみたい。2021/11/17
かなこた
10
嫌われる勇気、幸せになる勇気で、アドラー心理学気になったので他の本を、と読んでみました。2作のおさらいとして読むぶんにはちょうどよかったです。これ単品だと少しパンチが足りないかも。改めてベストセラーの構成のうまさを実感。2020/06/30
抹茶モナカ
8
アドラー関連本を読んでいます。2024/11/12
Iwata Kentaro
7
定番の100分名著。今回はアドラー。アドラーは主体性を重要視する。内容は既知だがときどき復習を、と。2023/07/06
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