日本鉄道事始め―NHKニッポンに蒸気機関車が走った日

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日本鉄道事始め―NHKニッポンに蒸気機関車が走った日

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140817407
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0021

内容説明

明治5年(1872)9月12日、日本初の蒸気機関車が新橋を出発する。4号車には鉄道事業を牽引した大隈重信と反対派の西郷隆盛が隣り合わせていた。明治政府の「夢」と「思惑」を乗せた列車は、品川沖の“海上”を走り抜ける―。知られざる鉄道開業の経緯をQ&Aで紐解き、「明治150年」の原点にせまる。

目次

第1章 黒船が運んできた鉄道への「憧れ」
第2章 莫大な建設資金をめぐる「駆け引き」
第3章 明治の大事業を支えた「技術者」たち
第4章 明治政府が「すべて」を注ぎ込んだ鉄道開業式
第5章 鉄道が変えた日本人の「意識」
第6章 50年後の「東京駅」へ、100年後の「新幹線」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

53
日本の鉄道がまだ準備期間であったころにも、さまざまな思惑がうずまいていた。海上を走る汽車など、誰にも想像できなかっただろう。横やりのゴリ押しによる思わぬ奇景。「鉄道の父」井上勝が活躍したとき、何と20代だったことにも驚き。琵琶湖疎水の田辺朔郎もそうだったが、この時期は、旧時代の人々が若者と一斉に入れ替わった、激動の時代であったのだと再認識した。2018/11/26

yyrn

8
新幹線を追い続けてきた著者が、NHKに拝み倒されて書いた明治期からの鉄道にまつわる様々な出来事やうんちくを紹介してくれる本。網羅的な紹介になっているのは、新幹線ほど本質に迫り切れずに書いたからではないか。と思うのも、どうしてもこれだけは伝えたい!この真実を埋もれさせるわけにはいかない!というほどの熱い思いは、残念ながらこの本からは感じられなかったので。当時のことをあまり知らない人には面白い情報が満載だが、明治維新オタクの私?には少し物足りない本でした。2018/07/04

高橋 (犬塚)裕道

7
星4.5。私は鉄ちゃんではないが、面白かった。「事始め」は内容が何であれ関わった人たちの熱き心が伝わって来て静かに感動するものが多い。この本も蒸気機関車を通じて日本の近代化に対する意識が熱く伝わってくる。是非多くの方に読んで頂きたい。2018/05/31

デューク

3
ニッポンに蒸気機関車が走った日、その歴史的意義を明らかにした一冊。 1872年9月12日、日本初の蒸気機関車が新橋を出発した。その列車に乗るのは、明治天皇、山尾庸三、大隈重信、西郷隆盛、板垣退助、井上薫、勝海舟、江藤新平、山縣有朋、黒田清隆、陸奥宗光、などの明治政府のオールスター。明治政府はなぜそこまで鉄道建設に力を入れたのか。知られざる鉄道開通の経緯を紐解く一冊であり、世界鉄道史上に燦然と輝く新幹線や、現在の日本人の行動規範にもつながる鉄道の歴史を解説した一冊。おすすめ2018/09/21

Ryuji Saito

1
2018年55冊2018/08/29

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