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出版社内容情報
もっとシンプルで、もっと意味のある生き方とは。格差を生み出し続ける資本主義と行き過ぎた消費社会から抜け出し、ローカルやコミュニティの価値を重視する、倫理的で自由な生き方は本当に可能なのか!?
内容説明
ミニマルライフやシンプルな生活は「心地いい暮らし」のことじゃない。それは現状に対する不服従の実践だ。『スエロは洞窟で暮らすことにした』著者が出合った、静かな変革のタネ。
目次
はじまり
第1部 ミズーリ
第2部 デトロイト
第3部 モンタナ
エピローグ
著者等紹介
サンディーン,マーク[サンディーン,マーク] [Sundeen,Mark]
1970年カリフォルニア生まれのノンフィクション・ライター。ニューメキシコ大学とニューハンプシャー大学の美術学修士でクリエイティブ・ライティングを教えている。妻と二人でコロラド州フォートコリンズとユタ州モアブの二拠点生活を送る
上原裕美子[ウエハラユミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wealth
2
図書館で。オフグリッド生活の実践者でなく、オフグリッドをヨシとする第三者が書いたので、客観性半端ない。サラとイーサン夫婦に「目をつむっている欲望がある」ことまで書き上げる。イーサンはヒーローになりたいだけで地球に優しくするのはその目的のための手段でしかない、てのが鼻につくけど、実践してるのすごいよな、と。作中一番ストイック。デトロイトの現状は、メリケンにまだこんな地域がるとは、と思わせた。メリケンの治安は改善されたものとばかり思ってた。そしてオフグリッドがいかに傷病者に向かないか、というのも如実だった。2019/07/25
ゆうきゃん
2
食糧のみならずエネルギーも自給したいと考えている時期だったので非常に面白く読めた。登場する3家族それぞれが個性的で、アメリカのロードムービーを見ているような楽しさもありつつ、世の中全体ではないけれども時代の空気が何となく「壊れた資本主義社会」の後にやってくる世界に向かっているような実感があった。巻末のgreenz鈴木編集長の解説を読んで気になったりピンと来た人にはぜひ一読をお勧めする。ちなみに、最初の登場人物イーサンの章が一番ストイックな空気感なので、読んでるとだんだん面白くなってペースが上がりますよ。
星野ソーダ
1
「愛することだけ考えて それでも誰かを傷つける そんなあなたが大好きだ そんな友達が欲しかった」というブルーハーツの歌を思い出した。この本の登場人物はなんだか憎めない。好きだ。友達にしたいような誠実さがある。でも、家族にはなれないかもしれない(笑)
岡山の山奥ニート
1
第1部は読み始めということもあり楽しく読めた。高度資本主義社会から離れて共同生活を送ることに意味はあるし、そこで暮らすことの困難さも読んでて面白い。だが、そういう生活をお話を長々と書かれると読む気が失せる。ブログでも日記帳でもないんだから。ビジネス本までは必要ないけど、どこか強弱をつけて話にオチをつけて欲しかった。2017/12/10
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