出版社内容情報
プーチン政権が密かにめざす「ユーラシアニズム」とは何なのか?日本にとっても、今後の対ロ路線を見定める上で欠かせないこの地政学イデオロギーを徹底的にあぶりだす。
内容説明
2014年のウクライナ危機以降、プーチン政権の真の狙いは一体どこにあるのか?「ユーラシア連合」構想は何を目指すのか?そして、日本はどのような外交戦略をとるべきなのか?それらを読み解く鍵は「ユーラシアニズム」にある。百年前から密かに受け継がれてきたロシア独自の地政学的イデオロギー―その実態を知ることにより、プーチンの政策の本質、さらには国際政治の動向まで深く理解できるだろう。元『フィナンシャル・タイムズ』モスクワ支局長の徹底した長期取材による野心作。
目次
第1部 黎明期(ニコライ・トルベツコイ;第三の道;西欧化からの脱却;「トレスト」の罠)
第2部 混迷期(レフ・グミリョフ;ボリジョイ・ドーム;労働収容所)
第3部 復興期(アレクサンドル・ドゥーギン;一九九〇年パリ;サタンのボール;ハートランド;プーチンとユーラシアニズム;政治的テクノロジー;尻尾が犬を振り回す;パッシオナーリーの輸出)
著者等紹介
クローヴァー,チャールズ[クローヴァー,チャールズ] [Clover,Charles]
アメリカ人ジャーナリスト。『フィナンシャル・タイムズ』紙の前モスクワ支局長。現在は中国特派員として北京在住。同紙特派員としてウクライナに在住していた1998年からユーラシアニズムの動向を追い続け、2011年に、英国報道賞の海外特派員賞、およびマーサ・ゲルホーン賞を、2014年に、ロシア・ノーボスチ通信賞を受賞
越智道雄[オチミチオ]
英語圏政治・文化研究者。明治大学名誉教授。翻訳家。現在、日本翻訳家協会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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