商都大阪をつくった男 五代友厚

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商都大阪をつくった男 五代友厚

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140816905
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」関連書。

内容説明

白岡あさのモデルとなった広岡浅子が活躍できたのは、大阪経済を大きく変えた五代友厚の活躍があったからこそ。ドラマでも重要な役割を果たす五代友厚は、幕末維新期沈滞していた大阪にニュー・ビジネスモデルを持ち込み、見事に近代経済都市として蘇生させた。五代を新しい観点からとらえ直し、もうひとつの大阪が生まれる可能性を展望。現代日本経済の活性化を考える上でも示唆に富んだ一書。

目次

第1章 薩摩藩士、五代友厚(変革期におけるリーダーの役割;明治初期の大阪 ほか)
第2章 産業のプロデューサーとしての五代友厚(実業界に転進;一大鉱山王へ ほか)
第3章 五代友厚と近代大阪(幕末における大阪の地位;幻に終わった大阪遷都 ほか)
第4章 広岡浅子と五代友厚(近世日本屈指の豪商・三井越後屋の歴史;越後屋商法の革新 ほか)
附章 大阪経済の歴史的眺望―伝統と革新の系譜(四つの歴史的系譜;人口の推移からみた大阪の消長 ほか)

著者等紹介

宮本又郎[ミヤモトマタオ]
1943年福岡県生まれ。1967年神戸大学経済学部卒業。1969年神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。神戸大学経済学部助手。1976年大阪大学経済学部助教授。1988年大阪大学経済学部教授。2006年関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。現在、大阪大学名誉教授、関西学院大学客員教授、放送大学客員教授、経済学博士、大阪企業家ミュージアム館長。専攻は日本経済史、日本経営史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitsu44

13
東の渋沢、西の五代と称された大阪経済の父五代友厚。薩摩藩士として頭角を表すも政治よりビジネスに生きた男。史実を元に解説されてるので読みやすかった。2017/09/18

テイネハイランド

9
図書館本。著者は、NHKの連続ドラマ「あさがきた」で時代考証を担当した阪大名誉教授(専攻は経営学)。この本は、ドラマに出てくる元薩摩藩士の五代友厚とヒロインのモデルの広岡浅子の生涯を紹介している。五代友厚の生涯により焦点をあてた本だが、読んでいてより印象に残ったのは、広岡浅子のほう。「ピストルを胸に潤野炭鉱に乗り込んだ」エピソードとかなかなかの豪傑ぶりを発揮した女性のようだ。「小説 土佐堀川」(古川 智映子)のほうを読むべきだったかもしれない。2016/03/13

yyrn

4
wikipediaに載っていそうな五代友厚の業績について、より詳しく解説したような本だった。西洋列強に経済的にも侵略されなかったのは、明治維新の大転換期にこんな凄い男がいてくれたから、ということはよく分かったが、ただ、なぜそのような行動を取ったのか?という部分の言及が弱いように思えた。それは小説の範疇なのかな。ちなみに、朝ドラ人気にあやかろうとしたのか広岡浅子関連の記述はちょっと余計。だって、ドラマのように二人は直接絡まないのだから。まあおかげでどこが史実でどこがフィクションなのかは分かったけれど。2016/04/16

くろねこ@2月ブクログへ移行予定

3
「暖簾を守るために暖簾をつけかえる」いい言葉ですね。昔のものをそのまま守ることだけが伝統を守ることではない、接木の思想ってのがいいですね。 当時の大阪の商人たちの保守的な考え方を変えた五代友厚は凄い人だなと思いました。 大阪の地名の由来とか少し出てきて、ああ、だからそんな名前かと思いました。2020/05/22

hiloaki

3
大阪検定の今年のテーマ“五代友厚”。 でも4分の1は広岡浅子。 著者も、ふたりはあんまり関係ない と言いながら。。。 もっと関係している偉人がたくさんいるのに。 著者の思い入れか、朝ドラにこじ付けてページを稼いだのか。。。2016/10/24

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