内容説明
IQが高いのに実績が上がらない人、低いのに成功する人がいる。その原因は、「ワーキングメモリ」。日々の仕事に優先順位をつけたり、とっさの場合に機転をきかせたり、まさに脳の司令塔ともいえる認知機能だ。この機能を強化すれば―仕事のスピードがあがる。記憶力が飛躍的にアップする。あらゆるスポーツの腕があがる。くわえて、ダイエットに成功できる、うつや認知症になりにくくなるなど、人生の質をあげることもできる。ワーキングメモリは30代をピークに衰えはじめ、さまざまな点で支障が出てくるが、幸い鍛えなおすことができる。ワーキングメモリ研究の第一人者が、最新の脳科学でメカニズムを解説するとともに、豊富なエクササイズを紹介し、最適な習慣・食生活・運動について提案する。
目次
第1部 ワーキングメモリの可能性(ようこそ、ワーキングメモリ革命へ;成功の鍵を握るワーキングメモリ;幸福とワーキングメモリ;失敗、悪癖、うっかりミス;学習成績を左右する;スポーツで成果を上げる)
第2部 ワーキングメモリを改善する(ワーキングメモリの発達と衰え;ワーキングメモリ・トレーニング入門;スペシャリストの秘密;ワーキングメモリと食生活;スーパーチャージする7つの習慣;ワーキングメモリの未来―世界をデザインしなおす)
著者等紹介
アロウェイ,トレーシー[アロウェイ,トレーシー] [Alloway,Tracy]
ノースフロリダ大学心理学教授。元スターリング大学生涯記憶・学習センター(Center for Memory and Learning in the Lifespan)所長。ワーキングメモリと教育に造詣が深く、国際的に高く評価されているAWMA(アロウェイ・ワーキングメモリ・アセスメント)を開発した。『サイコロジー・トゥデイ』誌のウェブ版でブログも執筆している。フロリダ州ジャクソンヴィル在住
アロウェイ,ロス[アロウェイ,ロス] [Alloway,Ross]
メモサイン社CEO。ワーキングメモリ・トレーニングを教育者や保護者に届けている。独自に開発したトレーニングプログラム“ジャングル・メモリ”は、20か国以上で多数の学生に利用されている。フロリダ州ジャクソンヴィル在住
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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