内容説明
渋谷駅前のスクランブル交差点はタイムズスクエアよりクール!日本のパンは種類が豊富でふわふわ軟らかく世界一おいしい。母国では一人で夕食を食べていると、デートの相手を探していると思われる。学校で料理の授業があるなんて驚き。私も教えてほしかった…。NHK BS1「COOL JAPAN」で語られた日本をめぐる外国人の生声が満載!
目次
「COOL JAPAN」とは
外国人に人気の街
ニッポンの文化
ニッポン人への大疑問
ニッポンの食
ニッポンの技術
ニッポンの学校
特別対談 鴻上尚史×堤和彦
“クールジャパン”を伝える
著者等紹介
堤和彦[ツツミカズヒコ]
NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー。1977年東京大学文学部卒業後、NHK入局。報道局で「ニュースセンター9時」「19時ニュース」「おはよう日本」、2004年からNHKエンタープライズで「真剣10代しゃべり場」「BSスポーツウィークリー」等を担当。2007年より「COOL JAPAN」制作統括を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gummo
20
NHKBS1で放送中の人気番組のプロデューサーが、過去の放送内容を振り返りながら、外国人が見たニッポンの魅力を紹介。100円ショップ、おにぎり、居酒屋、大阪人の気質・・・。外国人にはこんなものがクール(かっこいい)に見えるのか。面白い。ニッポン好きの人たちの発言だからある程度割り引いて聞く必要があるかもしれないが、ニッポンの素晴らしさを再認識。戦国メイドカフェやラップ寿司なんて知らなかったし、インドでは日本のカレールウが大人気、デンマークでは大晦日にお寿司を食べるのが定番というのは驚きだった。 ★★★★☆2013/10/16
tetsubun1000mg
15
NHK「クール・ジャパン」の担当Pにより書かれた本だが、10年以上前とは感じられない。 番組の立ち上げ時の方向性や出演する外国人の集め方など、スタッフ側からの視点で興味深い。 関西特番では「関西人」と「ラテン」のノリが大変近いというのが面白い。 確かに日本の中でも関西だけは外国の様な印象があるが、あれがラテンのノリなのかと納得。 最近は海外の旅行者を見る機会が非常に多くなったが「COOL」に感じることがまだあるのだろうか?2023/10/01
ありんこ
8
いつも楽しく番組をみています。知っているものもあれば、見ていないものもありました。日本に住んでいると当然と思うことが、外国人からするとcoolだったり、不思議だったり。いつも自分の意見を理由をいれて発言したり、自分の国はどうかということもきちんと紹介している海外の人たちが素敵だと思います。もっと日本のいいところをアピールするプレゼン力が日本人にも必要です。2013/12/21
yahiro
7
現在も日本には様々な問題が渦巻いてるけど、やっぱり日本はいい国だと、そう思える一冊。自分はこの番組を見たことは無かったが、是非見てみたい。違う視点から改めて日本を見直す事は、これからも日本で生きていく上で大切な事じゃないだろうか。生きていくからには、日本人としての誇りを持って生きていきたい。本書を読んでいく中で日本を再発見するだけでなく、他の文化圏の生活も見えてくる。そこで生まれる差がより本書を楽しくしている気がした。2014/03/28
nizimasu
6
NHKのCOOL JAPANの単行本化。とかくマンガやカラオケなどのイメージもあるけど渋谷のスクランブル交差点を日本のクールさととらえるのはソフィアコッポラの影響かしらと思いつつ、日本の森羅万象にくいつくくいつく。電車での睡眠や谷間を見せないなんていわれてみると、そうなのか。辺境日本というけれど際立つのは、成人の子供っぽさと安全な社会という部分なのかな。これはこれで誇れる部分だけどね。2013/10/07