日本人は何を考えてきたのか 昭和編―戦争の時代を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140815526
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0395

目次

第1章 大本教 民衆は何を求めたのか―出口なお・王仁三郎(なおの「神がかり」;大本の拡大;再興と弾圧と)
第2章 昭和維新の指導者たち―北一輝と大川周明(社会主義から第二維新へ;アジアとの出会いから日本改造へ;昭和維新 その理想と現実;アジア主義が持っていた限界)
第3章 近代を超えて―西田幾多郎と京都学派(西田哲学が生まれるまで;哲学者と戦争;いま読み直される西田の)
第4章 女たちは解放をめざす―平塚らいてうと市川房枝(平塚らいてう、『青鞜』発刊;市川房枝、新婦人協会と婦選獲得同盟;戦争に翻弄された女性解放運動;戦後に参政権獲得、平和運動へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

3
大本教という民衆宗教の存在を生んだ時代の不安定さ。北一輝や大川周明も用いた維新という言葉のブーム。ともに今の日本に似ていると感じた。西田幾太郎と京都学派のことを転向の一言で批判するのは、やや酷な気もします。そして、いまだに仕事と育児の板挟みに苦しむ女性たち。昭和の課題はまだ何も解決していません。2013/08/30

takao

2
ふむ2020/11/06

あきこ

1
昭和史は結構好きだが大本教知らなかった。北一輝と大川周明も名前は知っていたが、こんなことを考え行動したということは知らなかった。西田幾多郎、そして戦争と知らないことだらけであった。時代が生んだ思想、民衆に対してその思想に責任を持った人たち。昭和の抑圧された時代に考え、行動したことに感動する。平塚らいてうと市川房枝についてはこの中では一番なじみがあった。現在の社会状況が戦前戦時下のそれと似ているという。音もなく制限されていく感じが確かにある。今この状況で自分の意見を、正しい思想を言える人はいないのだろうか。2018/08/31

保山ひャン

1
第一章大本教 民衆は何を求めたのか(出口なお・王仁三郎) 第二章昭和維新の指導者たち(北一輝・大川周明) 第三章近代を超えて(西田幾多郎と京都学派) 第四章女たちは解放をめざす(平塚らいてう・市川房枝)。昭和編で、「戦争の時代を生きる」と副題がついているものの、この本でとりあげられている問題は、まるで今のことを語っているかのようにアクチュアル。本書で取り上げられているような尊敬すべき人々でさえ、国家の大きな力、流れに抗することは困難だったと知るにつけ、身のひきしまる思いがする。2015/09/30

在我壷中

0
矢張り【書いておこう】と。田原聡一朗には或テレビ番組へ姜尚中と【歴史の真実を語る】と【安田善治郎暗殺事件】を語る。その中へ二人は朝日平吾を17か19歳と、しかし、朝日は事件当時31歳、その後の【テロル】を原敬を、浜口雄幸を、浅沼稲次郎を彼等こそは17~21歳。人生50年?・・・と今、現代人生80年?のそんな時代の年齢10歳は私には看過出来ない。単なる勘違いでは済まない!と。10代の思想と30代の満州放浪の後の【テロル】と10代の少年?青年?の【テロル】とは・・・私には同列には語ることは出来ないのでは、と。2013/08/03

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